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新しい挑戦。稼げる観光協会をつくる。

 おはようございます。福井県と滋賀県で2拠点暮らし&複業をしているナカタニ ショーです。

 今日も、大きなタイトルを出してしまいました「稼げる観光協会をつくる」
自分でも突っ込んでしまいました。「いやいや、それができたら苦労しないって」と。しかし、これができたら自分にとっても、地方にとっても大きな一歩になる。そう感じました。ということで書いていきたいと思います。

注:これから先書いていくことは、とある観光協会の事務局である僕の個人的見解です。つまり、ただの僕の頭の中の話。観光協会の役員の方々を始め、各所にしっかりと了承をとった公式見解ではないことはご理解の上、読み進めてください。

1.「稼げる観光協会をつくる」と思ったきっかけ。

 僕の複業の一つである「観光協会」のお仕事。人口5000人規模で有名観光地がない地域に5年ほど前にできた観光協会の事務局をしてるんです。週1日勤務。他に職員がいない小さな小さな観光協会です。しかし、最大の強みは「できたて」「若い世代(40代)が役員」という従来の枠やしがらみにとらわれないフットワークの軽さ。仕事上、多くの観光協会の現場を見てきましたが、やはり歴史がある大きい観光協会ほど、様々な圧力がかかって周りが「かっこいいなぁ」と思うようなステキな事業をすることが難しい現状があります。だから、僕はこの最大の強みを気に入っていて、設立からずっと事務局として動かせてもらっています。

 その中で急に浮上してきた補助金の話。観光協会で収益化できる事業をつくるために最大150万円*3年間支給されるというもの。
補助金の善悪については、様々な考え方があるので、詳しくは別の場に譲るとして、僕の補助金に対するスタンスは
1:自分の意志を曲げなくていいなら、もらえるものはもらっておこう
2:運営費用ではなく、初期投資に使うならもらおう
3:もらえるなら、要綱の中で最大限遊びたい

というところ。

 観光協会の収入状況を見ていて、行政からの補助金に頼りっぱなしの現状をなんとかしたいとは常々思っていましたし、せっかくの機会なので、これを生かさない手はないと思い、しっかりと手をかけて考えていこうと思いました。これが、今回の挑戦のきっかけです。

2.現状の把握

 では、どんな状態になれば、稼げる観光協会と言えるのか。もちろん、理想としては、「補助金に頼らない自主事業で運営していける状態」だと思います。まずは現状を見ていきたいと思います。

【現状の収入構造】
補助金 190万円/90%
会費 16万円/7.5%
イベント出店(利益) 1.2万円/0.5%
商品販売(利益) 4.8万円/2%
合計 212万円

 いやいや、収入の9割が補助金です。この状況だと、行政が「補助金出しません~~!」って言ったら運営は終了ですし、「その事業はちょっと~~」と行政に言われれば自分たちがやりたい事業をすることができません。つまり、観光協会の手綱は行政がつかんでいる。。。というのが現状です。
 とは言え、こういった補助金に頼り切った運営をしているのは、うちの観光協会だけではないですし、全国的な傾向なので、いたしかたない部分はあるかもしれません。その一方、収入を誰かだけに握られているというのは自分たちの意思を強く持てないという好ましい状況ではないのも事実。

 ということで、今回は到達したいゴールとして「誰かに頼り切らない状況を3年間で作る」というところを第一歩として設定したいと思います。

3.目標値の設定

 ということでゴールのイメージはできました。
「誰かに頼り切らない状況を3年間で作る」

 とは言え、言葉だけであれば的確に進むことができません。ですので、数字を設定し、そこへ向けての計画を立てないといけないのです。

 話は飛びますが、日本の観光組織の考え方として「DMO」という概念があります。詳しい説明は端折りますが、びっくりするくらいざっくりいうと「稼げる地域をつくる」ことが、この概念の目的です。ということは、今回、僕が思い描いている「稼げる観光協会」のイメージに近いのではないかと思い、ここを参考にすることにしました。

 少し古いデータにはなりますが、日本のDMO候補法人99件の収入構造として、5類型に分けることができるそうです。(「日本版DMO形成・確立計画」参照)
 その中で、稼げる観光協会に近いのは
1:バランス型/補助金、委託費、指定管理、自らの事業運営、会費等のうち60%を超える収入源がなく偏りが少ない
2:事業運営型/自らの収益事業による収入が60%以上を占める

のどちらかだと考えました。
 理想としては、2の事業運営型。自分たちの事業で稼げるので、そこで得た収入は自分たちが好きに使うことができます。しかし、今の補助金90%の現状から考えると、現実的とは言えない目標設定。
 そこで、今回の目標は3年で「バランス型」になることとしました。今の補助金比率90%を60%を切る状態に持っていくということです。

【目標の収入構造】
補助金 190万円/59%
会費 20万円/6%
イベント出店(利益) 2万円/0.5%
事業収入(商品販売など) 108万円/34%
合計 320万円

 つまり、年間で108万円の利益をあげる商品。思いっきりざっくり考えて売上ベースで3倍の300万円を年間で売り上げる商品を作る必要があると言うことです。
 年300万円ということは月25万円。1万円の商品であれば25個です。1000円であれば、250個。1日にすると、9個以上売れる1000円の商品。
 現状、うちの観光協会で販売している商品で稼ぎ頭のお土産用のお菓子だと、平均すると1日1個で約700円の商品です。イメージとしては今の商品から300円ほど上げて、販売数を9倍にする商品が必要なのです。
 これはお土産を売るならということ。もちろん、別のサービス(例えば、まちあるきツアーなど)を販売することも可能です。

 そして、会員を2件増やすこと。会費が年間2万円いただいているので、月約1600円の負担。「観光協会に月1600円払ったら、それ以上に良いことがあったわ」と思ってもらえる状態を作らなければいけません。

 

4.まとめ

 今日書いたnoteはここで終わりです。「いやいや、目標決まっただけやないかい」と思われたかもしれないのですが、これが最新情報です。つまり、今から目標に到達する商品づくりを感がていくのです。そんなリアルタイムな現状を見守っていただけると嬉しいです。

5.アイデア募集

 自分でも、いろいろ考え、調べていきますが、自分ひとりでは限界があります!なんでもいいので、気軽にアイデアやコメントをいただけると嬉しいです^^下記のフォームでお待ちしています~~!




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