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[自作キーボード] ErgoDash mini とキーマッピングの世界(一旦完成) [ビルドログ]

なんやかんやでキーキャップもひとまず埋めて、なんとなく構成上は完成した ErgoDash mini です。

きちんとまとまった1U/2Uのキーキャップが揃わないのツライ

変に Dvorak 配列にしようとしているがために、キーキャップの選択肢が XDA/DSA などしかなく、それでいて 1U な Ctrl/⌘キーなどを入手することも難しくてもどかしいキー構成になってしまっています。

キーキャップをカスタマイズしてくれるサイトなどもあるので、SAやOEM/Cherry プロファイルでキーキャップ作る時はそっちも検討します。キーボード作りの何が難しいかって、完全にキーキャップ探しだと思う。

ところで、キーのマッピングはどうするべきか

Dvorak にしてから気がついたのですが、一つ大きな課題に気がつきました。

ショートカットキーをどうするか問題

です。Dvorak にあわせて Ctrl+~ や⌘+~ などのショートカットキーはどうするかと言う話です。何も考えないと、Dvorak の配列にあわせてショートカットも変更することになります。

ただ、そこまで配列を変更していまうと、完全に身動きが取れなくなってしまいます。それに、ショートカットは英字の位置に支配されていると言うか、もはや、キーボードの位置に支配されているようなものです。キーの一に合わせてショートカットを変更しているものもあります。

したがって、ショートカットに関しては、あまり現行の位置を変えないが望ましいです。そうした場合に Karabiner や VSCode 等、個別にキーカスタマイズされているアプリなどで対処するべきでしょうか。

答えは否です。苦行過ぎます。Drovrak と QWERTY を行き来している間、設定ファイルも行き来する必要が出てきたり、どちらかにしわ寄せができたりします。できれば、キーボードだけで解決したい。

レイヤー使えばいいじゃん

そうなんです。気がつきました。Ctrl や ⌘ を押すと見なすのではなく、レイヤー変更のキーにしておいて、各レイヤーに Ctrl や⌘を押した場合の QWERTY 配列をマッピングすれば良いのです。

レイヤーが4つでは少ないので、レイヤーを7つに増やして、もろもろ設定してみました。

まず、基本となるレイヤー 0 は Dvorak な英字配列です。個人的に - の位置がとても好きです。

レイヤー0 … Dvorak 配列

ポイントは 3 つです。MO(3) は Ctrl キーを想定したもの。
MO(2) は ⌘、MO(4) は ⌥ です。各々は別のレイヤーの配列へ指示しています。

⌃, ⌘, ⌥ を別のレイヤーへ割り当てる

各レイヤーでは、各指示キーが押されたことを想定した QWERTY の配列を配置します。

MO(2) … ⌘キーのレイヤー。一旦英字部分だけ。
MO(3) … ⌃ キーのレイヤー。
地味に P の右隣が ⌃+⇧+2 (⌃+@) として Emacs の Mark をエミュレート
MO(4) … そして⌥キーのレイヤー。

レイヤーはこういった使い方も出来るんだ…というレイヤーの無駄遣いをしています。下手に LED 光らせてたらレイヤーもたくさん構成できなかったかもしれないので、LED つけなくて良かったかなとかかってに感じてます。平気だと思うけど。

レイヤーを増やしたら、増やしただけ、カスタマイズの幅も広がるんじゃと夢が広がっています。快適なキーボード生活にどんどん近づきますね。キーボードのマッピングができる生活すごいです。時間がどんどん奪われていきます。

今回はすでに Karabiner で設定したキーの配置をエミュレートしていますが、別にそんな事は必要がないと言うことにも気がつきました。

アプリケーションへ影響のない範囲であれば、直接、捜査対象になるキーをそこへ配置しても良いわけです。⌃+M で Enter をエミュレートしているので、そこに MO(3) の M 部分を Enter にしたって良い。と言うか、もしかすると各アプリケーションへの影響度を考えた時には、そのような配置にしたほうが得策かもしれません。全てのキーをそうするべきかっていうのは難しいですが、ある程度はエミュレートしたキーを定義するのも1つの方法です。

こんなことも含めて、キーボードだけで実装ができるのはホントに個人的に革命です。もっと早く知っていたら良かった。レイヤリングとマッピング可能なキーボードは世界を救う。





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