エンジニアスキルに対するオブザーバビリティの重要性
ある程度の年齢や、職位となっているにも関わらず、話の通じないエンジニアが散見されます。ITのエンジニアとして押さえておくべき基本というものがあり、これらが欠如していると、会話になりません。
同じ言葉を使っているにも関わらず、定義が異なっていたり、そもそも通じなかったり、個社特有の謎の言葉で煙に巻かれたりします。
わたし的には、同世代であれば 80%程度は話が通じて欲しいと考えています。それは、自分の内面にこのような劣等感を持っていることによるのではと考えています。
とは言え、時間とお金さえあれば、誰もが同じようなスキルレベルを持ったエンジニアになれると言うことではありません。環境により様々でしょう。わたし自身、お金も時間も少なかったと実感していますが、前職の提供してくれる研修、実績・経験を積むための場は多く準備して挑戦できた環境があってこその今のスキルです。また、専門分野によってもスキル差異が出るのは当然です。
だけどね。わたしゃインフラがメインの人なので、アプリやってた人にそこまでは求めたりはしません。まぁちょっと知らないこととかあるでしょう。でもね、ずっと長年アプリ組んできたのに、例えばわたしよりも知らないことや経験が足りなかったら、何をしてきたのでしょうと思うじゃないですか?わたし、ビジネスでアプリ開発したことないのにですよ。
不思議。本当に世の中の不思議。
そんな感じで、人と接するときには、彼らの出してくる様々なメトリクスを受け取って、脳内でオブザーバビリティを実現しています。人をランク付けしてほくそ笑んでいるという闇の深い話しではありません。彼らと話し合うときに利用する言葉やエッセンス、作成する資料の粒度や支援する内容を分けています。
みなさんも心の片隅でそんなことをしていると思いますが、わたしの中でエンジニアのタイプやカテゴリ、マチュリティモデルみたいなものを準備してスキルレベルを選定してます。
どうしてこんなことをするかというと、自分が支援するための時間・工数を予測するためです。プリセールスアーキテクトとして、10も20ものお客様を担当しています。彼らを支援するのに、どの程度の工数を割くかによって、新規支援を受けられるかどうかの判断をしないといけないんですね。それを元に、どの程度の資料作成に時間を割くか、打ち合わせだけ出ていれば大丈夫か、そういった予定を立てるために必要な前準備なわけです。
ちな、この記事はオブザーバビリティ言いたかっただけです。
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