農業をなりたい職業ナンバーワンに

竹本彰吾です。こんにちは。

ボクは2018年の6月ごろから、タイトルにもある「農業をなりたい職業ナンバーワンに」というワードを自分の使命に掲げ始めました。

20代30代農業青年の全国組織、全国農業青年クラブ連絡協議会(日本4Hクラブ)の代表をつとめる上で、全国13000人のクラブ員を背負って立つくらいの目標を・・・という流れで立てた使命です。

この過程で、「ぜ...全国(...ごくり)」という重みを感じとりました。
(ボク、にぶいし。にぶいのが良いとすら思ってはいるんですが、それはそれでまた別の機会に触れます多分)

「いろんな交流をがんばります」っていう、パンケーキのようなフワッフワな使命を考えてみたり、
「非加盟県への呼びかけをします」っていう、前年のまんま踏襲する、いわゆる”低いK点”を考えてみたりしました。

「全国のトップなんだから・・・」という思いと、「いやいや、ボクが抱えられる荷物にそんな大それたのは・・・」という葛藤は、2ヶ月近くにおよびまして。

今の使命感にたどり着いたのは、前会長の倉橋さんはじめ、岡山県の森安さんや三浦さん、全協理事のみんなと話し合っている中で定まりました。「チームが生み出した」結晶だと思っています。特に倉橋さんの「みんながなんとかしてくれるんで笑 全協は、そういう組織だなぁって、思ってたし実際そうなりました」という言葉に、大きく背中を押されました。
なるほど、自分で世界を狭くしちゃダメだな、
(なるべく、おっきいヤツにしよう)と。

ワードのバックボーンとしては
◯地元の大学生との交流の中で、「農業に興味”なくはない”」状態から、「就農する」のバイパスがないってのが再確認できた
◯農業って職業なの?ピンとこんわー。という世間的な認識を変えたい
◯母校で登壇して話してみても、ごく近所の子供たちも、農業は身近じゃなくなってるカンジに危機感を覚えた
◯なんとなく社会で醸成された「農業=斜陽」に、生産サイドも流通サイドも消費サイドも抗えていない
◯でも現場は悲壮感たっぷりか、というとそうでもなく、「まぁ、ウチらはウチらで楽しんでやってるよ」という空気感あり

という要素から、生み出しました。

ボク自身、
「農業やりたくて、やりたくて震える」とか
スラムダンクの三井ばりに「安西先生。農業が...農業がしたいです...」
という経緯で就農したのではなく、
「就農の理由?農家の息子だから(でーん)」という
”前のめり就農派”ではなかったので、
境遇としては「イヤだったけど就農させられた」という
面々と、あんまり変わらない。
それでも、「この仕事はイイな...」と思って
続けてる。その姿勢に、「農業=斜陽、儲からない、リスクの塊、」は不釣り合いだと感じています。

2018年6月の総会時に所信表明のところで、
「農業をなりたい職業ナンバーワンに」のワードを出したときは、
膝がブルッブルに震えました。それはもう、ワンピースのウソップのように。でも、みんなが応じてくれて、「ボクもやります!一緒になりたい職業ナンバーワンにしていきましょう」と多くの仲間が賛同してくれました(T_T)ホント、農業青年のみんなには助けられています。

なりたい職業ナンバーワンへの道は果てしなく遠いですが、
◯生産現場にとどまらず、流通、販売のサイドそれぞれが輝く
◯農業を職業として認識してもらう
◯(一見矛盾するけど、)職業としてではない農との関わりを作る
という取り組みが必要かと、考えています。

コレはボクの使命であり、
みんなの使命。



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