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看板を背負っている

一人一人が、看板を背負っているという話。

役職の位置に関係なく、4Hクラブこと全国農業青年クラブ連絡協議会(全協)の看板を背負っていることになる。
ボクらは、ヤマト運輸の社長さんはピンとこないけど、集荷にくるヤマトのセールスドライバーさんはピンとくる。そして、その人いかんで「最近のヤマトは〜」と、良し悪しの判断材料になる。おそらく、セールスドライバーの田中さんは、ヤマト運輸の取締役名簿には載っておらず、役職のやの字もない。けれども、ボクからすると、一番クロネコヤマトの看板を背負ってるのは、長尾社長ではなく、セールスドライバーの田中さんなのだ。

それと同じように、ボクら役づきの人間一人一人が、行く先々で何をするか、何をしないかで、4Hクラブの評判が変わる。4Hクラブの宣伝を言って回るよりも、恥ずかしいくらい目立つ緑色のネクタイをするよりも(笑)、ボクたちの一挙手一投足の方が、4Hクラブいいな...と思ってもらえる可能性があったりする。
その分、期待や注目が寄せられるけど、期待や注目を受け止められると見据えられて、このお役が回ってきたのだから、自信を持って、行動して欲しい(^-^)

4Hクラブ役職者に求められる資質

全国農業青年クラブ連絡協議会(全協、4H)という団体は、会長はじめ、ヒエラルキー構造が出来上がってる。組織だからね。

ただし、それは偉さを具現化したものでもなく、地位の高い、低い、はこれとは関係ない。ケツを持つとか、責任とかを具現化したもの。いわば「役割」。

ボクは、全協の会長を歴任した身ながら、
「ここはね、会長が出席しないと、テイというのがね...」とかって主張は、とてもナンセンスだと思っているので、日本的には歓迎されない、空気読めないリーダーに属すると思う。
(他方では、なんとしても次の会議の来賓に◯◯の役職の方をお連れしようぜ!とか言ってたりするので、矛盾いっぱい)

役職は内々にとっては「役割」にしか過ぎないのだけど、心得として大事なことがある。
それは、「若手農業者の顔」となることだ。

外に出ると、4Hクラブの役員=若手農業者のリーダー風な立ち位置
と見る人が少なくない。(と、知った。)また、内々でも、「ん〜どれどれ。お手並み拝見といきましょうか、今年の役員とやらのパワーを...」と、腕を組み足を組みながら見ている連中もいる。(と、知った。)

とは言え、そこに求められるのは、特殊能力や、類稀なる何かではない!というのが、経験則。

的確な判断力とか、豊富な知識とか。敏腕辣腕なリーダーシップとかを想像するかもしんないけど、あったら良いけど、必要条件じゃなく十分条件てカンジ。

求められるのは(必要条件としては)、

◯横柄じゃない
◯ネガティブじゃない
◯意固地にならない

くらいのことなのでは、と思う。
言い換えると、謙虚であること、ポジティブであること、寛容であることという表現とも言えるんだけど、言葉として暑苦しいし、胸焼けするしね。
まだまだストイックになれる年代だからこそ、「〜じゃない」という表現がいい。



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