外資転職日記 Vol.3 & 読書ログ『外資系1年目の教科書』
いよいよ来週から新天地での仕事が始まるので、外資のノリを事前に理解しておこう、ということでそれらしい本を購入。しかし正直あまり目新しい情報はなく、1時間程度で読み終えてしまった。マインドセットの面はVol.1に書いたことと似たことが書いてあったので、少し自信がついた。
どんな本?
外資系のIT企業を渡り歩き、現在はコーチングを行っている著者が、外資系企業における働き方の要点を指南する本。
自分が外資系企業に転職するため参考にすべく購入。外資系企業での働き方、というよりはこれからの時代のキャリア戦略、という意味合いが強く、かつ比較的当たり前のことばかり書いてあったので、ところどころに参考になる点はあったが、大きな学びはなかった。初心者向けの本。
著者がコーチングを行っていることから、マインドセット関連の記載には説得力があった。
おすすめ度
★★☆☆☆(似たような本はいくらでもあるので、あえてこの本である必要はない。)
こんな人におすすめ
・社会人1〜3年目
・キャリアに関することを考え始めたばかりの人
学び(★は自分の意見)
傾聴力
外資は自己主張が求められるイメージがあるが、まず必要なのは傾聴力。「聴く」を8〜9割にすることで信頼関係を築ける
★著者がコーチングをしているから、やや偏っている気もする
英語について
英語を書けるようになるには、見本となる文章をとにかくマネること。習うより慣れろで使えそうな言い回しをとにかくマネして使ってみることから始める。
読む力を養うには、平易な文章で構わないので、とにかく触れて慣れることが重要。多くの英文に触れることで、英文のまま考えることに慣れていく。
傾聴を実践するためにも、まずは書いて読めるようになることが優先。
★参考になった。理論を学ぶことも重要だが、とにかくたくさんの文に触れて感覚を掴む。使えるものはストックし、自分で使うことでものにしていく。
変革志向
自分自身を変革していくことで成長し、生き残る。変革志向になるためには以下が大事
リスクをとって新しいことにチャレンジする
★今自分がまさにやっていること
ユーモアを持って何事も楽しむ
リスクをとってチャレンジするときは、ユーモアを持って楽しむ。ドーパミンを出す
★改めて大事なことだと実感。GOさん思考。
セルフモチベーション
内発的動機。自分のモチベがどうやったら上がるかを理解する
ポジティブな意味付けをするクセをつける
マイナスなことがあっても、ポジティブな価値を見つけ出すことで次のアクションに移れる
いわゆる「リフレーミング」
★無理やり良い意味づけをするのは惨めな気がしていたが、これからはポジティブな意味付け(こじつけ?)を前向きにやろうと思う
自分を常にアップデートする
成長意欲を持つ
成長マインドセットの真骨頂は、自分自身への期待と他者への貢献である
郷ひろみ:「心にサーモスタットをかけない」「進化は変化の先にある」
★本書で一番印象的だった部分。「30代にもなったら現実見なきゃ」と思ってもいたが、自分に期待し続ける方が面白い人生な気がしたので、引き続きパラノイアに生きていきたいと思った。
4L(Labor, Learning, Leisure, Love)
グローバルのメンバーはこの4Lのバランスが優れている
人生の終わりで最も悔いが残るのは、「やりたいことをやらなかったこと」である
★限りある時間の使い方でも言われていたこと。人生は4,000週間しかない。
幸せの4因子
「やってみよう」「ありがとう」「なんとかなる」「ありのままに」
★今、自分は特に、他人と比較しないで自分と向き合う「ありのままに」を尊重したい
ABC理論
感情(Consequence)は、出来事(Activating Event)ではなく「捉え方(Belief)」が原因で引き起こされる。だからBeliefを変えて行こう
★認知科学のコーチングで同じことを言われた。ビリーフシステムを変える。
プロティアン・キャリア
変幻自在のキャリアのこと。組織によって形成されるのではなく、自分が何をしたいのか?自分を尊敬できるか?という尺度でキャリアを作っていく
「自分が何者であるか」「自分らしさ」をいかに認知しているか(アイデンティティ)と「変化する環境にいかに適応するか(アダプタビリティ)の2つが重要
JobsのConnecting the dotsの話では、「将来を見据えて点をつなぐことはできない、後になって振り返ってみないと繋げない」と言われている
★「将来につながるか分からないから、やめよう」というのは超もったいない、ということだと理解。やってみて、後からそれを正解にすれば良いし、無駄になる点だってあるかもしれない。
DiSC
人の行動スタイルはシンプルに4つに分けられる。自分のスタイルのフィルターだけを見てコミュニケーションをとるのはNG。別のメガネをかけている人もいる、という視点で接すること。
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