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村田さんは仁義の人

インキュベイトファンドというベンチャーキャピタルのジェネラルパートナーをつとめる村田祐介さんについて紹介します。

ぼくが経営している会社のファーストインベスターであり、会社を立ち上げてから最も苦楽をともにしている投資家さんです。

1999年に金融機関向けSaaSスタートアップに創業参画し開発業務に従事した後、2003年にエヌ・アイ・エフベンチャーズ株式会社(現:大和企業投資株式会社)入社。主にネット系スタートアップの投資業務及びファンド組成管理業務に従事。2010年にインキュベイトファンド設立、代表パートナー就任。メディア・ゲーム・医療・フロンティアテック関連領域を中心とした投資・インキュベーション活動を行うほか、ファンドマネジメント業務を主幹。

一番ボコボコにされたのが村田さん

はじめてちゃんと話したのは、INCUBATE CAMPというイベントにぼくが参加したときです。

年に一度の開催。本気で資金調達を目指すシード/アーリーステージ起業家のための、1泊2日の起業家/投資家合同経営合宿。

プロダクトと呼べる代物でもないレベルの低い事業案に対して、10名弱参加していた投資家さん達は色々と親身にアドバイスをいただきました。その時、村田さんだけが強烈にボコボコにダメ出しをしてきて、ぼくはノックアウトしそうになりました。

一番ボコボコにしてくれた村田さんの記憶が強く印象に残りました。(なお、ぼくはINCUBATE CAMPでは箸にも棒にもかからない結果でした)

投資したいと言われた

村田さんには世話になったので、筋としてぼくがフリーランスから法人化する際に挨拶に行きました。

打ち合わせで諸々話したあとで、村田さんから「清水さんの会社に投資させてくれ」と言われました。ただ、ぼくはすぐに断りました。実現したい世界もない、世に問いたいプロダクトともない、やりたいこともない、なんとなくノリで会社を作ったためです。

数日後、Facebookメッセージで「とりあえず飲みましょう」と誘われました。ぼくは話すこともないのになぁと思いつつも渋々飲みに行くことにしました。

分かりやすく飲み口説かれた

二人で飲んでいたら、村田さんがおざーんさん(ヤフー株式会社の取締役専務執行役員 小澤隆生さん)を急に呼びました。当時、ぼくが一人でASO屋さん(アプリストア最適化の支援)をやっていたので、Yahoo!アプリのASOがいかにイケていないかを散々話していたため勢いで呼んだようです。

おざーんさんに対して、App Store上で「やふー」と検索してもほとんどのYahoo!アプリが表示されない酷い状況を話しました。Yahoo!の中の人たちは全くアプリ使っとらんのかと、お前らそれでも検索を生業にしとるんかと、ひたすらdisった記憶があります。

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当時の資料。勉強会でYahoo!アプリを悪い事例で話すとウケが取れた

村田さんとおざーんさんと他に何を話したのか記憶はないのですが、ぼくはどうやら投資を受けることに決めたようです。

結果、「なんとなくでVCから資金調達は絶対にしちゃダメ!」という典型的なアンチパターンを実行しました。振り返ると、理由の一つとしてこのままフリーランスの延長の一人で食っていく分にはそこそこ生きていける暮らしをしてもつまらないしと思った記憶、たしか。

まぁ信頼できそうだし村田さんだったらいいかと。

そんな寄り添わなくてもいいのになというぐらい伴走する

村田さんとは投資して頂いてから、現在まで毎月定例mtgを実施しています。

事業や組織、ファイナンス、トラブル対応など基本的にぼくが考えた打ち手に対して尊重して接してくれます。「ベンチャーキャピタルから投資を受けると、不自由に感じることもある」という、悪いステレオタイプな印象を受ける言動は一度も感じたことがありません。

ぼくがコトに向き合っていない意思決定をしようとした際は、ビシッとフィードバックをいただき気付かせてくれます。

村田さんのふしぶしに感じる仁義/男気に惚れています。村田さんの影響を受けて、筋を通そう/仁義を守ろうという人間としての在り方を強く影響を受けました(今までぼく自身の仁義的な部分の拙さ/弱さで迷惑をお掛けした皆様ごめんなさい)。

ここでは書けないような、村田さん担当投資先を男気で支援している話しを聞いてすごいなーと思っとります。

村田さんと一緒に喜びたい

事業が何も決まっていない一人会社のときから、毎月事業が右肩下がりな状況でも、ファイナンスの決断するときも、いつもぼくの気持ちを尊重して伴走してくれたのが村田さんです。

最近は大きい覚悟を持てるようになった要因の一つとして、村田さんと一緒に喜びたいという、ただ恩返しをしたいという個人的な感情が一つの要因としてあります。

ある時、ぼくが器の小さい意思決定をしようとしたことがありました。その時、とっっっても寂しそうに、だけどぼくの気持ちを尊重しようとする姿が痛いほど伝わってきました。ああ、ぼくはこの人を笑顔にさせたいな、寂しい顔を見たくないなと思って意思決定を取りやめました。

投資頂いている身で失礼なことを言うと、ぼく自身はEXITすることに対して興味関心がとても薄い人間です。最近は、リターン額が云々とかじゃないんですよ、ただ村田さんと喜びたいんだ、ただ世の中に価値提供がしたいんだという思いで会社をやっています。

リターン云々を考えない上で、リターンを絶対返すという仁義がぼくの中で強く生まれています。村田さんの仁義の姿勢に感化されてきています。

村田さん、宣言している数字は必ず達成するので、もうしばらく近くで見ていてください。

インキュベイトファンドは任侠の集団

ついでに、村田さんがパートナーをつとめるベンチャーキャピタルについても触れておきます。

インキュベイトファンドの4人とも皆さんとても優しい人たちという大前提(という名のフォロー)がありつつ、任侠の矜持を持つ集団という印象です。

任侠(にんきょう、任俠)とは本来、仁義を重んじ、困っていたり苦しんでいたりする人を見ると放っておけず、彼らを助けるために体を張る自己犠牲的精神や人の性質を指す語。現代的にはヤクザと重複する面もあるが依拠する信念を違える。 仁侠(じんきょう)、義侠心(ぎきょうしん)、侠気(きょうき)、男気(おとこぎ)などともいう。

困っている修羅場に出てきて、「よっしゃ、助けてやるわ」と男気を出してくれる人たち、だけどどことなく不器用な印象。赤浦イズムがパートナー及びインキュベイトファンドというチーム全体に感じるので大好きです。

なお、4人のうち誰がこわい人か選ぶとしたら、ぼくは和田さんが一番こわい印象です。理詰めで斬り殺されそうだから。


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株式会社フクロウラボのしみずです。アプリマーケティングを支援する会社の社長です。

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