スクリーンショット_2020-02-22_11

セプテーニ佐藤さん

株式会社セプテーニ・ホールディングスの代表取締役・佐藤光紀さんについて書きます。

ぼくは会って話したことは両手で数える程度しかありません。もっと佐藤さんという人間を知っている人が多いかと思いますが、ぼくから見た佐藤さんに関して感じたことをまとめました。

菩薩に思えた佐藤さん

記憶に強く残る話しをしている姿を見かけたのはIVSの「スタートアップスクール 2014 Kyoto」というイベントで登壇して話しているのを聞きました。

テーマが「人生の幸せ・働き方を考える(起業家が学ぶべき人生論)」という内容で、畏怖する程ものごとに対して達観した捉え方をする人だと感じました。

同じ人間に思えなくて、このひとは菩薩か何かなんじゃねえのかと。

無能・未熟・不徳

翌年2015年、自分の実力不足を痛感して打ちひしがれた時に、heyのnaokoさんが書いた大好きな記事を読みました。

経営がうまくいかない、事業がうまくいかない、チームがうまくいかない。いろんな場面があれど、ものごとがうまくいかないときに大体原因となるのがこの3つ。「能力のなさ」「経験のなさ」「人徳のなさ」。

中でも最も大事なのが「徳」。ある意味、最悪、徳さえあれば、能力と経験がある人を巻き込めるし、一緒に事を成せる。でも、どれだけ能力があろうと、徳がない人は何も率いることができない。

スタートアップ界隈にはハードシングスという言葉があります。ただ、「無能・未熟・不徳という3つが全てであり、ハードシングスなんて自分を慰める言葉で、ただのおまえの実力不足だよ。」と勝手に言われた気分になりました。

特に、「徳」という部分に向き合っていなかった自分自身に気付かされました。周りの人間全般に興味すらなかったぼくが、人間力を高めよう/愛を持って接しようと思えるようになったのはこの記事に出会えたことが一つです。

インターネットがうまい

話題は急に変わります。

主観に基づく偏見かつ失礼な感想ですが、ネット専業広告代理店の営業さんに対してインターネットのにおいを感じる人はあまりいないなというのがぼくの感想です(好きな会社だとBASE/MERY/nanapi/East Ventures/ANRIあたりの人々は色濃くインターネットがうまいなと感じます。)

佐藤さんはインターネットがうまいな思っていて、特にTwitterでの佐藤さんの知人とのコミュニケーションをみていると感じます。

インターネットのにおいがしない人が多い印象の、広告代理店という会社の社長を担う佐藤さんが、インターネットとの距離感のとり方やインターネットにスッと浸かるのが上手いのがびっくりしました。より好きになった理由の一つです。

※「インターネットのうまさ」というのは感覚論なので、一部局地的に共感いただければこれ幸い

すごいチャーミング

数年前に食事をした際に直接聞いた話です。

佐藤さんは、毎週週刊誌をほとんど読んでいて、ただただマンガが好きな人でした。古い作品はもちろん、連載中やGANMA!以外の他マンガアプリの連載マンガもだいたい読んでいるというお話を聞かせてもらいました。

話したことがないときには、勝手に同じ人間に思えなくて菩薩のような人だと思っていた佐藤さん。

たのしそうにマンガについて語っている佐藤さんの、オタク特有の前のめりに少し早口になる姿を見て、チャーミングで愛らしさを感じました。

あ、これはこの人をおもわず助けたくなるなと。

サスティナブルな経営をするために

まとめです。

経営は、短期的に事業一発で売上をつくることは人間力が乏しくてもできるかもしれない。ただ、中長期的にながく仕組み化して大きく世の中に価値提供をするためには、人間力が必要で「無能・未熟・不徳」という言葉を常に噛み締めながらやっていくことが必要なのではないかなと佐藤さんを見ていて思いました。

得てして、上場企業でながく経営して結果を出し続けている社長は人間力が高く、色々なカラーで素敵な人が多いなと感じます。

ぼくも佐藤さんのような徳が高くて、インターネットがうまくて、人間味溢れた愛らしい人になりたいなと改めて感じました。

最後に、佐藤さんのこの言葉で締めます。環境の変化が大きい今だからこそ、より言葉が身に染みます。

「自らが無能、未熟、不徳だからこそ、今から少しでも成長できると信じ、これからもベストを尽くします!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?