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YOASOBIのサビにおける4536進行(王道進行)の多さ【しーなの見解】

まえがき 


学生の頃からバンドを始め、趣味として細切れに音楽を続けていたものの、自分もメンバーも家庭を持ち、子どももいたりして、なかなか好き勝手音楽について語る機会が減って、モヤモヤした日々を過ごしています。

なので、noteをそのような場として使っていきたいな、と思いました。

YOASOBIのサビにおける4536進行(王道進行)の多さ【しーなの見解】




まず、4536進行について

きっと、わかりやすい解説サイトがあると思うのですが、、めちゃくちゃざっくりと、


曲には、基準となる「キー」があります。

キーがわかると、そのキーの曲と相性の良い「コード」の組み合わせ、順番=役割が変わります

野球でいえば、試合によって打順を変えたり
サッカーでいえばフォーメーションを変えたり
する感じですかね。

基本的には、あるキーの曲には、相性の良いコードのみが登場します。
※あえて基本と外したコードを使って、アクセントを加えることも多々あります。

その、曲によって1番目のコード、準じて2番目以降のコードも変わるわけなのですが、
これにおいて、
4番→5番→3番→6番の順にコードを並べた進行が、4536進行であり、J-POPでは頻繁に使われることから、「王道進行」とも言われます。

難しい話のようですが、この4536進行の、
「進んで、ちょっと戻って、またグンっと進んで」
という感じの響きは、一度覚えるとわかりやすいです。

あげればキリがないですが、『高嶺の花子さん』は、パッと思いつく中でもわかりやすいです。

サビのベースの音に耳を澄ますと、、
-------
会いた
4〔出発〕
いんだ今すぐそ
5〔進んで〕
のーかどーかーら
3〔戻って〕
 飛び出してきて
6〔またグンっと進んで〕
くーれなーいーか
-------
こんな感じになっていることがわかります。

YOASOBIの曲には4536進行が頻発している


4536進行は、
「切ない、ドラマチックな感じ」でもあるし、
「カッコいい、マンガの主人公みたいな感じ」も演出できるコード進行ですね。

ですので、近年アニメなどのタイアップが目立ち、そもそも小説などのフィクションを題材にしているYOASOBIとは、かなり相性がいいんだと思います。 
それにしても、なんとなく聴いていたらめちゃくちゃ多いことに気づきまして、、。


そこで

  • インストゥルメンタルを除く

  • アルバムに収録して発表された楽曲

  • サビの部分のみ

に絞り、YOASOBIの楽曲における4536進行の有無を調べてみました。

2024年4月版※

20/23曲!!!!
多いですね笑

これだけ多いと、4536ではないときにちょっと裏切られた気分になるくらいです笑

まとめ 「アルバムで一つの作品」<<<「個々の楽曲を楽しむ」時代だから?

近年はサブスクも盛んになり、一昔前の「アルバムを通して一つの作品として楽しむ」よりも、「個々の曲を楽しむ」時代だそうですね。

ミスチルの『深海』とか、
いわゆるコンセプトアルバムみたいな聴き方はしないのだとか。

曲同士のバランスで考えると、4536に寄り過ぎていたら違和感がありますが、
あくまで単体ごとに楽しむことを想定していたら、加えてタイアップでキャッチーであり、「YOASOBIらしさ」を追求しているという意味では、あっても自然なのかな。

けど、違う顔がそろそろ見てみたい感じはありますよね。

いずれ、『THE BOOK 4』が出た暁には、またデータを更新したいと思います!!笑

しーな

別名義で、ブログも書いています。応援お願いします🙇


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