ICL手術受けるのを見送った話

初めまして。 私は割と美容への自己投資が好きで、今まで、全身脱毛(ハイブリッド脱毛)(約36万)、歯列矯正(約100万)、エラボトックス(約20万)、ホワイトニング(約20万)等をやってきました。

結果としてとても満足で、特に全身脱毛は全ての毛を一掃できるので、毛に拘りない人はやってみてください。

さて本題に入りますが、上記の様に自分の見た目に関わることにはお金をかけたいタイプなので、前々から視力矯正手術に興味を持っていた訳です。ちなみに私の裸眼視力は両目とも0.05ほどでめちゃくちゃ悪く、眼鏡 orコンタクトなしでは生活できない状況です。

メガネだと目が小さくなるし、コンタクトだと結膜炎になったり、乾燥したりと毎日つけるのは苦痛だと感じるレベルです。なので視力矯正手術に関してはかなり前向きに考えておりレーシックと比較した際に削るのが嫌だということでICLにたどり着いたというわけです。

ICLというのは言うのは皆さんもご存知の通り、目の中に直接レンズを入れる手術なので、ネット検索で出てくる文言は角膜を削らない安全な手術もたいなことを謳ってるのが多く、一見問題ないかと思います。私自身も検査を受けて手術受ける直前までは同じことを考えてました。

しかし、以下の懸念点から手術に関しては考え直すという結論に至りました。(※ 私自身眼科の専門家でもなんでもないのでここから先はあくまで一個人の意見として見て下さい)

1、目の表面への栄養が十分に行き渡らず、細胞に何らかの問題が生じる可能性

これに関しては手術後すぐにというわけではないと思うが、手術の構造上目を分断して入れ込むわけなので数十年の話になると思うが可能性は0ではないと思う。

確かに今使われているレンズはホールICLと言われる、真ん中に穴が空いているもので房水の流れは阻害されずに問題ないというような意見もある。しかし、たかが0.36mmの隙間だけで本当に房水は目の中全体に行き渡るのだろうか。

少なくとも元々何も入ってなかった眼球内に比べれば流れは悪くなるだろうし、常に房水内の栄養が行き渡る保証はどこにもない。これに関しては未知である。また、これに付随しての白内障になるリスクも存在する。

2、緑内障になるリスク

これは、ICL手術のリスクの1つとしてよく上がるものであるが一度なると治らない性質上、一番タチが悪いものだ。もう一つのリスクとしても白内障はもし発生すれば手術で治すことは可能であるが、緑内障に関しては一度なると完治はできない。

起こる要因は、眼圧が上昇し、そのせいで視神経が圧迫され傷つくことであるが、目の中にレンズを入れた瞬間に房水の流れが悪くなり、急に眼圧上昇が引き起こされ運悪く、視神経を圧迫するという可能性は決してゼロではないと思う。

発生確率は何百分の何千分の1だったとしてもあなたがその1人になれば洒落にならない。目が十分に見えなくなれば仕事も十分にできず、プライベートも楽しめなくなる。QOLを上げようと思って行った手術が逆にQOLを下げてしまう可能性がある。

参考 https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/ryokunaishou/genin.html

3、そもそも手術いらずで近視を治すことが可能になるかもしれない

今年、窪田製薬ホールディングスが人工的な光を当てて網膜を刺激し、近視の治療を行うためのデバイスを開発したというニュースが出た。基本的に近視は眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が伸び、眼球の中で焦点が網膜より手前になることで起きる。

眼軸長は年齢とともに伸びるか成長が止まるが、クボタメガネでは独自の技術で眼軸長の短縮に成功したそうだ。まだ臨床段階で医療機器として認定されていないが、それも時間の問題であろう。

もしこれを使用することで近視がよくなっていくのであればこれ以上にノーリスクのものもない。近視矯正で一番安全とされる寝ている間に目につけて矯正するオルソケラトロジー以上に安全であるし、今リスクを取って、ICL手術を受けなくてもいいのではないかと思う。

最も、ICLであればその日から近視は矯正できるので、即効性は魅力的であるが、上述したように目の中に入れる構造上、どうしても最悪なリスクはゼロではないし、これが単にお金の投資とかならまだいいが、単純に健康を失う可能性がある。

健康を害した場合、元の健康状態をお金では買えないし、健康以上に価値のあるものはない。なので、あと数年は様子見してみてそれから決めるのでは遅くないと思う。なんせ一般的な近視自体はメガネ、コンタクトで矯正できるのだから。

参考 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/17/news147.html


このnoteを読んで、ああやっぱり手術辞めとこうかなと思ったあなた。私と同士なので一緒に未来を待ちましょう。また、単に検査だけでもクリニックで受けてみてそこから決めようかなと思う方もいるかも知れないが、それはおすすめしない。

やらないと決めたらクリニックには近寄るなとこれは私からの助言だ。理由は彼らはうまい口車で手術を促そうとしてくるからだ。私はクーポンを発行しているので有名な某近視クリニックで検査を受け前金の約20万を払った上で再度いろいろ考えた上手術を中断した身であり、その経験談から基本的に彼らから説明されるリスクに関してはハロー・グレアだけで、上述した緑内障とか白内障、長期間レンズを目の中に入れておくリスクについては全く言及されなかった。

良い面ばかりを強調し、検査に訪れた患者が確実に手術を受けたいと思わせるプロ集団で、誰でも受けたいと思ってしまうようなトークだっただろう。また、手術当日に持ってくるように言われる手術同意書というものを前金を払った後に帰り際に渡されるのだが、そこにはリスクについてしっかりと記載されているのだ。

なのでそこに署名し、手術を受けて何か問題が生じたとしてリスクについては説明の上ですよと逃げ切ることができるようになっている。たとえ口頭上で一切説明がなかったとしても。

また、前金を払わした後にというも向こうにとっては鍵で、そのクリニックではレンズ発注代金として前金で20万前後払うことになる。その上であの手術同意書を見て不安になったとしても「前金払っちゃったしなあ」とサンクコストを感じてやっぱり辞めたいなと思ったのにも関わらずお金を無駄にしたくないという思いから手術を受ける人も多いのだと推測できる。クリニックも医療機関とは言え、儲けるために手術をやっているのですべてを否定するわけではないが、せめて検査の後に手術同意書を一緒に確認しながら、それでもやるかどうかの合意を患者にとってから前金を払わせるというスタイルにしてほしいが、おそらく変わることはないので、ICL手術を迷ってたけど辞めとこうと思ったそこのあなたは検査にも行かないでほしい。私と同じようにお金をドブに捨ててほしくはない。

これを読んでくださった方の中には、それでもやっぱりICL手術を受ける選択をする方もおられるだろうが、その選択を否定するつもりは全く無い。どのような選択をしようがすべて同意の上で行うのであれば問題はないし実際に手術を受けて快適になったという人も大勢いる。ただ、その際は是非リスクもしっかり説明してくれるクリニックで受けてほしいと思うし、手術後何も問題がないということを願っている。

長くなってしまいましたが、少しでも私の考え、体験が役に立って頂ければ幸いです。




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