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そらのたび。

先週、息子が摘んできたたんぽぽ。
花を閉じてから1週間。
今度は綿毛となって 再開花(綿?)しました。

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花瓶を毎日眺める息子、
昨日も 朝起きてくるなり

「ぱんぽっぽ はお〜 (たんぽぽ おはよう)」

と朝の挨拶を。

毎日の日課。
ちょっと家族みたいになっています。

この日はいつもとたんぽぽの様子が違ったので「かっか!ふー!」と目を輝かせていました。

おうちじかんが長い毎日ですが、
ゴミ捨ての日には家の周りを
お散歩しているわが家。

その時に一度 綿毛をふーってしたんです。

"黄色のお花が白くなったら、
こうやって ふーできるようになるんだよ〜"

みたいな会話をして、もっとやりたい〜!
(もう周りに綿毛がありませんでした)と
なったことがあり、

ああ、そのことを覚えていたんだなって
すぐにわかりました。

「しょっと いく〜 (外にふーしに行きたい!)」
と、自分で玄関から靴を持ってきました。

ベランダへつながる窓の鍵を開けると
自分で重たい窓を開け、靴を履くことに挑戦。

「はぇなぁい、、(履けない、、」

お手伝いを懇願する目線を送られたので
お手伝い。

すると すっと立ち上がって

ふー!!

「行っちゃったぁぁ〜」


とっても満足そうな顔で こちらをみる息子。

5本の綿毛たちが そらのたびを始めました。


毎日、挨拶をして、お水を変えて。
ふー した後の嬉しそうな顔は
ちょっとした親心みたいな
嬉しいけど、行っちゃった、みたいな

一つの感情の顔ではないように見えました。


どうってことないエピソードなんだけど

育児も、そんな感情の連続だな〜。と

息子の姿を見て思った 朝7時。


このあと、全部の綿毛たちを
そらに送り出したあと
朝ごはんをたくさん食べました。


たんぽぽも、わたしの息子も、

すくすく育っているのだな、と。

小さいながらに、
一生懸命考えて、伝えて、伝わったときの
ぱぁぁっとした 顔。

そんな顔が見られると そのたび、
その瞬間に立ち会えてよかった、と思います。

そらをたびする綿毛のように
息子にもいろいろな世界を
みて、経験してほしいなぁ と。

寝起きの頭、よくわからない
そんな壮大なことを考えておりました。


これからも、毎日元気に、

すくすく育ちますように。

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