Football Manager スカウティングのノウハウ
今回はスカウティングのあれこれについて。
なお、マスクデータを閲覧できるツールは使わない前提で説明します。
0.スカウティングの前提知識
スカウト知識について
クラブの持つスカウト知識は、スタッフのスカウト知識・提携クラブのスカウト知識によって構成される
そのためスタッフ(特にスカウティングチーム)を雇用するときは、現在クラブが持っていない国のスカウト知識を持つスカウトを優先して雇用したい
また、提携クラブの追加は積極的に理事会に要求したい
スカウト知識による主な恩恵は、スカウトレポート未作成の選手であっても、①移籍評価額が分かる、②ゲーム開始時のオプションで「選手の能力を隠さない」をOFFにしていても、ある程度の能力・性格が分かる、の2点
特に①は後述する候補リストへの追加の際の大きな目安になるので、大事
過去作では選手検索画面に表示される選手数にも影響していたが、現在はスカウト範囲によって表示される選手数が決まる仕様になっている
そのため、制限がない限り、スカウト範囲は最上位の「世界」に設定したい
スカウトレポートについて
スカウトレポートが作成できる(=選手の視察ができる)のは、スカウトだけではなく、フットボールディレクター・アシスタントマネージャー・コーチ・フィットネスコーチ・GKコーチも可能
ただし、スカウトが1名もいないと選手の視察はできない
スカウト以外の職種のスタッフは、コーチレポートも作成できるので、能力判定・潜在能力判定の高いスタッフがいると何かと便利
スカウトレポートは、選手の視察が完了する、または、視察中の選手が試合に出場したときに作成される
試合に出場した場合の方が精度が高いスカウトレポートが作成できる
移籍期間最終日について
移籍期間最終日は、駆け込みでの移籍機会を増やすために、ゲーム進行が細かく(ゲーム内時間で1~2時間ごとに)止まる
移籍期間最終日はスタッフに選手の視察を指示した後、次にゲーム進行が止まったタイミングでスカウトレポートが作成される
そのため、気になる選手を片端から候補リストに追加して、スタッフに視察をさせ、スカウトレポートが作成されたら割り当てのキャンセルを繰り返すことで、移籍期間最終日だけで大量の選手のスカウトレポートが作成できる
手動で選手の視察を行う場合の注意事項
選手名の右クリックメニューなどから、手動でスタッフを割り当てて選手を視察する場合、同時に1人のスタッフが視察できる選手数の上限は4~6名くらい
視察できる選手数の上限はスタッフの能力(主に能力判定と潜在能力判定)が高いほど多くなる傾向がある
また、スタッフが他の割り当てを担当していると、少なくなる
「他の割り当て」には、スカウティング責任者が自動で割り当てる選手の視察も含まれるため、手動で視察を割り当てたいスタッフについては、スカウトの優先順位画面からスカウト責任者が自動で割り当てる選手の視察をキャンセルするようにした方が良い
手動で視察を割り当てた後でも、視察開始前(=スカウトの優先順位画面での進捗残りが「保留」の状態)に、スカウティング責任者が他の選手の視察を割り当てる場合もあるので、こまめに確認した方が良い
上限を超えて選手の視察を割り当てた場合、上限を超えた分の選手の視察は「保留」となり、進行中の選手の視察が完了するまで視察が行われない
効率を重視するなら、「保留」の選手はなるべく出したくないので、シーズンの初めのころに、一度各スタッフに6名の選手を同時に視察させて、何名同時に視察できるのか(「保留」にならないのか)を確認しておきたい
1.スカウティングチームの編成
スカウティングチームのスタッフ(スカウトとフットボールディレクター)は、①若手向け、②即戦力向け、③スカウト知識用の3パターンに分類できる(複数のタイプに該当する場合もある)
若手向け
主に10代~22歳くらいまでの成長の余地がある選手の視察を担当
最重要能力は潜在能力判定、次が能力判定
即戦力向け
主に20代中盤以降の年齢の即戦力となる選手の視察を担当
最重要能力は能力判定
スカウト知識用
雇用する時点で、クラブが持っていないスカウト知識を持つスタッフ
能力判定と潜在能力判定が高いに越したことはないが、多少低くてもスカウト知識重視で雇用する
3タイプの優先度としては、スカウト知識用(自国・主要国・有力国) → 若手向け → 即戦力向け → スカウト知識用(中堅・マイナー国)の順
主要国・有力国は、自国の周辺の国や、ヨーロッパなら5大リーグの国+ポルトガル・オランダ・ベルギー、南米ならブラジル・アルゼンチンなどのサッカーが盛んな、有力な選手の多い国
中堅・マイナー国は、主要国・有力国には劣るが、有望な若手が生成されやすかったり、コストパフォーマンスの良い選手がいることが多い国で、ヨーロッパならスイスやオーストリア・ウクライナ・セルビアなど
まずは、自国・主要国・有力国のスカウト知識用スタッフを優先的に雇用して、有力選手や獲得しやすい選手をスカウティングしやすくする
次に、当たりはずれが大きいため、大量の選手を視察する必要がある若手向けスタッフ
その次に、若手よりは必要な人数が少ない即戦力向けスタッフ
残った枠で、中堅・マイナー国のスカウト知識を持つスタッフを雇用する
2.スカウティングの方法
ちょっと前置きが長くなりましたが、実際にどのようにスカウティングをするのかを説明します。
なお、ここで触れていないスカウトの割り当てについては、スタッフ任せで問題ありません。
2.1.選手検索画面の設定
移籍への興味(検索条件の左にある「移籍」チェックボックスの横の歯車マーク)は「疑問視している」に設定して、少しでも移籍の可能性がある選手は表示されるようにする
2.2.候補リスト
候補リストには、①次の移籍期間で補強が必要なポジションの獲得候補、②他クラブから興味を持たれている選手の代役候補、③18歳以下の若手(詳しくは若手育成のすゝめ 前編参照)を、①②は 即戦力向けスタッフ、③は若手向けスタッフが、それぞれ同時に視察できる上限まで追加する
①②はちょうどよい選手が少なければ、無理に上限まで追加する必要はないが、③はきちんと上限まで追加した方がよい
また、シーズン終了時に契約満了になって自由契約で獲得できそうな選手も追加しておきたい
候補リストへ追加する選手は、スカウトレポート作成済みの選手だけではなく、未作成の選手も積極的に追加していく
この時の判断材料となるのが選手検索画面で表示可能な移籍評価額
移籍評価額が高い選手が必ずしも能力が高い選手とは限らないが、ある程度の相関関係はあるので、予算と相談の上で、移籍評価額の高い選手を追加する
特に若手の場合は、スカウトレポート作成済みで、潜在能力評価が☆4.5(未確定の白い部分含む)以上の選手を追加したうえで、同時に視察可能な人数に余裕があれば、スカウトレポート未作成で移籍評価額の高い選手を追加するようにして、なるべく多くの、将来性がありそうな若手を視察することが重要
また、実名選手の場合は、現実のサッカーの知識や過去作の知識があれば、優秀な選手が推測できたりするので、情報収集と知識の蓄積は大事
2.3.スカウトによる視察
候補リストに追加した選手を、即戦力向け・若手向けのスタッフで、手動で視察していく
各スタッフが同時に視察できる上限の人数の選手を同時に選択して、右クリックメニューから視察を割り当てる
このときの視察の期間は1週間でOK
手動で割り当てた視察が「保留」にならないように、割り当てた直後はスカウトの優先順位画面でこまめに確認すること
2.4.視察完了後の対応
視察が完了したら、即戦力の選手については、能力不足だったり、移籍金・要求賃金が高すぎたり、性格が良くない選手を候補リストから除外して、他に良さそうな選手がいれば選手検索画面から追加する
18歳以下の若手については、一旦全員を候補リストから除外して、改めて選手検索画面から、潜在能力評価☆4.5以上の選手とスカウトレポート未作成で移籍評価額が高い選手を追加する
その後は、またスカウトによる視察を繰り返して、良い選手を厳選していく
2.5.生成選手の若手有望株の探し方(2023/10/12 追記)
上記以外に、生成選手の若手有望株を探す方法としては、現実でも優秀な若手を輩出しているクラブのリザーブチームやアンダーチームのチームレポートを作成させることがあります。
ゲーム的に表現すると、強豪国のユースリクルーティングとジュニアコーチングの高いクラブです。
具体的には、ヨーロッパなら、イタリアのAtalantaやポルトガル・オランダの3強などです。
これらのクラブのリザーブチームやアンダーチームのチームレポートを移籍期間が始まるまでに作成しておくと、良い若手が見つけやすいです。
手動での視察がメインとなるこの手法は、正直なところ面倒な部分も大きいです。
ただ、スタッフ任せだと見落とす選手や、移籍できるかどうかギリギリのラインの選手も視察できて、移籍期間の選択肢がかなり増えます。
ですので、一度この手法を実行してみて、合うか合わないかを試してみると良いかと。
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