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システム監査資格は意味ないのか?

情報処理技術者試験には難易度の高い高度情報処理区分としてシステム監査という資格があります。この資格は1日に4個の試験を受けて、その最後に小論文4000字が課されます。合格率は12%程度。

それだけの難易度をクリアして、果たして苦労してとる意味があるのかという疑問に答えます。

■大手シンクタンクの人事担当者の意見
 以前仕事で伺った、大手シンクタンクの人事担当者の意見として「我々は統計分析をして、”高度情報処理を早くとる人は仕事ができる"」ということでした。なぜなのでしょうか。
 1.国家資格はバランスの良い知識を問うようにできている。
 2.記述試験は簡単なようで、当たり前のことを知っているか、かけるかが問われます。簡単だ、バカみたいだというのはだれでもいえます。
 3.国家資格の小論文試験では、その人のものの考え方を問う形式となっていて、おごり、たかぶり、偏った知見のある人は合格できないようにできている。

■フリーランスで生きる場合は国家資格が有利
 地方でフリーランスとして生きる場合は民間資格は殆ど役に立ちません。
国家資格の方がクライアントを安心させることができるのです。

■監査が必要な会社が撮るべき資格に有利
 監査が必要な会社が取得するべき資格は以下の通りです。
 1.BCP(事業継続計画)
 2.ISMS(情報セキュリティ)
 3.ISO9001などのISO系の資格に必須です。

これら資格は企業価値を高めて、入札権限を獲得したり、取引先のサプライチェーンマネジメントに有益な影響を与えます。

■上級資格へのキャリアアップ
 独立系上級資格への受験に有利です。中小企業診断士1次試験のうち経営情報1科目が免除されます。このためIT系の中小企業診断士はシステム監査資格を持っている人は多いです。

意味がない試験であれば、国家資格になるはずがありせん。

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