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2022年の静岡市政

2022年、静岡市の歴史や文化に関連した主な出来事をタイムラインで紹介します。


3月

三保松原名勝指定100周年
大正11(1922)年、三保松原は国の「名勝(めいしょう)」に指定されました。名勝に指定されたのは全部で11件ですが、海浜景観の指定は天橋立(京都府)と三保松原の二つが第1号となります。
PRポスターが作られたようですが、特にイベントはなかったもよう。

「廿日会祭の稚児舞楽」が国の重要無形民俗文化財に指定
静岡浅間神社の4月の行事「廿日会(はつかえ)祭」の最終日に奉納される稚児舞楽(ちごぶがく)。もともとは建穂寺で行われていました。京都の公家・山科言継(やましなことつぐ)の日記『言継卿記』(1577年)に、舞を見物したことが記されています。現在伝承している舞は、「振鉾」「納曽利」「安摩・二の舞」「還城楽」「太平楽」です。
「静岡浅間神社廿日会祭の稚児舞楽」について、詳しくは⇒
静岡市さきがけミュージアム文化遺産データーベース
雅楽の舞とは異なり「納曽利」など仮面はかぶらず、化粧した子供が舞います。


5月

登呂遺跡特別史跡指定70周年
登呂博物館開館50周年記念でもあり、登呂博物館では夏季「登呂博今昔ものがたり」秋季「祀りとまつり展」冬季「コメ作りの考古学と民俗学」が展示されました。


7月

静岡市歴史博物館がプレオープン
歴史博物館がプレオープンとなり、1階の「戦国時代の道と石垣の遺構」など無料エリアが先行公開されました。

「静岡市浅間神社」と「木屋江戸資料館」が日本遺産「駿州の旅」に認定
静岡市葵区の静岡浅間神社と、清水区蒲原の木屋江戸資料館と所蔵の古文書が、日本遺産「駿州の旅」の構成文化財に追加認定されました。「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん、駿州の旅~滑稽本と浮世絵が描く東海道旅のガイドブック(道中記)~」は、十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』や歌川広重の『東海道五十三次』の浮世絵をガイドブックに、藤枝市・静岡市に点在する文化資源を紹介するもので、今回の認定を含め35の文化資源が位置づけられているそうです。
日本遺産という制度を全然知らなかったのですが、最近観光関連で藤枝市と連携しているとは感じていました。


9月

「清水灯台」が国の重要文化財に指定
日本初の鉄筋コンクリート造りの灯台で、明治期に建設されました。大正期以降、この形式の灯台は各地で建設される灯台の規範のひとつになりました。
子どもの頃、遠足で見学に行ったのは三保灯台じゃなかったかな?今は非公開らしいので違う灯台かな?


10月

プラモニュメントがグッドデザイン賞を受賞
静岡市プラモデル化計画」の一環として「プラモニュメント」を設置しています。2021年に4基2022年に1基
写真で見るとけっこう映えポイントかも。実際はふつーにポストや公衆電話として使われています。


11月

「有東木の盆踊」を含む風流踊がユネスコ無形文化遺産に登録
国指定重要無形民俗文化財だった「有東木の盆踊」ですが、全国の41件の伝統的な盆踊りや念仏踊りで構成される風流踊(ふりゅうおどり)のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されました。毎年8/14~15に行われ、男踊り・女踊りに分かれ、飾り灯籠を頭上に掲げて踊るなどの特徴があります。
有東木には何度も行ったことがあるのですが、この盆踊りは知らなかったです。まあ自分が子供の頃は、お盆は自宅で過ごすものでしたからね。


すぐそこに住んでいながら、けっこう知らなかったことが多かった、という印象でした。静岡市、あんまり宣伝していない、もしくはしていても目につかない、宣伝下手な一面が。。。

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