【講座】どうしてこうなった? 静岡の地形
先日、静岡市歴史博物館の歴史講座にいってまいりました。
地政学のお話と思っていたのですが、地質学のお話でした。
ちなみにタイトルの「どうしてこうなった? 静岡の地形」はスタッフがつけてくれたタイトル名で、結論からいうと「わかりません」とのことでした。
実際のタイトルは「安倍川と静岡・清水平野」で、4つの観点から構成されていました。
安倍川と静岡・清水平野
(1)安倍川と静岡・清水平野の特徴
(2)安倍川と有度山
(3)伊豆の衝突と静岡・清水平野
(4)安倍川と人々の暮らし
静岡の地質で、事前から知っていたことといえば、
静岡平野は大谷崩れから運ばれた土砂が堆積してできた扇状地
麻機から巴川沿いは、昔は海だった
安倍川は幾筋もの川に分かれていて、藁科川との明確な区別はなかった
静岡は3つのプレートが重なる地帯
伊豆半島はもともと島で、後から本島にくっついた
などでしょうか。そこから今回、新しく知ったことはいろいろありました。個人的に面白く思った3点をあげると、
安倍川は世界的にも急勾配な川
賤機山と谷津山が境となって、地質が異なる
安倍川は、砂岩と頁岩がメインで火山岩が少しあるが、だいたい6種類で構成されている。安倍川の流域は同じ地質帯なので、礫の種類が少ない。
特に、「谷津山が障壁となって、安倍川上流からの礫を堰き止めて、それ以上東には広がらなかった」、というのはとても興味深かったです。
途中、機材の不具合もあり、最後に時間がなくなって、先生のまとめが流されてしまったのが残念でしたが、全体的に楽しく拝聴いたしました。
講座を開催いただいた、静岡市歴史博物館、講師の先生、スタッフのみなさま、ありがとうございました。
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