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ファクハク×静鉄×JA静岡中央会研修vol.1②栗田産業チーム

早速ですが、こちらの漢字はなんと読むでしょうか?

「鋳物」


読めない方もいらっしゃるかと思いますが、安心してください。
この漢字の読み方、またこれは一体全体何なのかについてこちらのnoteで
知ることができます。ぜひ最後までお付き合いください。

はじめに

申し遅れましたが、我々は静岡鉄道・JA静岡中央会・静鉄プロパティマネジメントが3社合同で11月に行われる「ファクハクー静岡工場博覧会2023」を参加企業様と共に盛り上げてくことを目指したプロジェクトチームです。ものづくりの魅力や静岡がものづくり王国であることを発信・公開し、その熱量や職人さんの思いを来場していただいた方に伝えるために、微力ながらお手伝いをさせて頂ければと思います。よろしくお願いいたします。

我々が今回一緒に「ファクハク」へ参加させていただく企業様は
「栗田産業(KURITA)」さんです。そこで我々は栗田産業さんが一般の方向けにも鋳物の魅力が伝わるように、そして「鋳物」を通じて地域社会への貢献を目指すために立ち上げたブランド「重太郎(JUTARO)」の工場を見せていただきました。

重太郎外観(静岡市駿河区豊原町 本社)

中に進んでいくと・・・

重太郎内観(静岡市駿河区豊原町 本社)

とってもきれい!!!まるでカフェみたいな室内に案内していただきました。
一般の方でも入場できる場所で、木のにおいが香るやすらぎの空間です。
とてもリラックスできて居心地が良く、いつまでもゆっくりしたくなってしまう、そんな場所です。
 
続いて職人さんが行う実際の鋳物作成の作業を見学させていただきました。
木で作った型に粘土の混ざった砂を詰め、砂で上下の型をつくり、この2つを合わせて、型の中に溶かした金属を流し込む。金属が冷えた後に砂から取り出し、製品以外の部分を切り取れば完成!実際のものづくりの現場を見ることができる機会は滅多にない為、新鮮で貴重な経験でした。

職人さんが作業スペースで鋳物作成中

丁寧で繊細、それでいて豪快。
簡単ではない作業をあたかも簡単なように見せる職人の技術の高さに驚き・感動しました。

ところで・・・「鋳物」って?

冒頭で触れ、話の中にも登場した「鋳物」って何だろう・・・みなさま気になっているかと思います。
冒頭部分でみなさまに問いかけたこちらは「鋳物(いもの)」と読みます。
それでは「鋳物」とは何か?
(鋳物については、以下を併せてお読みください。)

簡潔に言うと「金属を熱して溶かし、型に流し込んで冷やして固めた製品」のことです。
身近なものですと水道の蛇口やマンホール、などがこれにあたり、その他ではアームロボットや機械の一部分を担う製品となります。
つまり日常生活で使用している物の多くに鋳物が関係しているということです。
栗田産業さんはこの「鋳物」に関する全てをワンストップで対応している企業であり、お客様対応・見積・品質検査もすべて行うことでお客様のご要望に正確かつ的確に対応している
ーつまりは皆様の日常生活に直接的・間接的になくてはならない物を自社技術で支え、提供し続ける企業です。

グラス・箸置き・おちょこ・栓抜き

これだけ身の回りに多く鋳物が存在しており、日常生活の支えとなっているのにも関わらず、「鋳物」というものの存在を認知できていない人がまだまだ大勢います。
 
認知できてない人が多くいるということは産業として事業者の数が減少
することに他なりません。では多くの方に鋳物を認知してもらうにはどうすれば良いのか・・・・・・
 
ここに栗田産業さんが「重太郎」という鋳物ブランドに取り組む理由があります。
箸置きやグラス、栓抜きなどより身近なものをお客様の手に届け、まずは「知ってもらう」
認知を拡大することで、興味を持つ方が出てきて次の世代へ繋がっていく。
日本から鋳物の火が絶えることの無いよう、受け継がれてきた歴史を未来へつなげるよう。
栗田産業さんは日本の「現在」を支え、「未来」を見据えています。

プラモデル・ラジコン等で有名なタミヤとのコラボ商品

さて話はファクハクに・・・

今回我々は上に写真も載せている「重太郎 本店」にてファクハクのイベントに参加させていただきます!

  • 来場していただいた皆様に鋳物を知っていただく

  • 鋳物に興味を持っていただき、手に取っていただく

  • 鋳物の良さを体験してもらい、その良さを理解してもらう

私たち自身が鋳物を見せていただき、感動したものを来場した皆様にも
お伝えしたいと考えています。
「来てよかった」と必ず思える体験がここにあります!
皆様是非足を運んでみてください!待っています!!!

会議の様子

余談ですが・・・

我々も鋳物の魅力に触れて、つい欲しくなってしまい購入しました。
普通のコップやストローで飲んでいる時とは違い、雑味が取れて
まろやか・クリーミーになると感じました!見た目も素敵!
お酒でもお茶でも水でも何を飲んでも一歩上品な味わいが感じられる栗田産業さんの鋳物。
是非皆さんも一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

購入した鋳物で飲むお酒


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