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受託開発と、自社開発

IT系の仕事には、主に表題の2種類の仕事の仕方があります。受託開発はその名の通りクライアント若しくは取引先から仕事を託され、納期迄に、仕事を完結させ納品し、対価を受ける訳です。仕事の内容によりますが、例えばシステム、デザインの様な一つの雛形の中でクリエイティブな労働成果をクライアントの意向をくみ取りながら、商品としていく訳です。
当然、下請け的な要素が強いので、請負契約の中には、発注書一枚で済ます場合もありますが、分厚い契約書を作成する場合もあります。
納品と請求がセットになる場合が多いですが、何よりクライアントとの信頼関係が大切です。

音楽でいっても同じで、映画やドラマの劇版からゲームやコマーシャル制作、またアレンジのお仕事などもこれらに該当します。

自社開発というのは、此れは自ら運用していくシステムを開発する場合に使われる事が多いですが、プラットホームビジネスが主流となった今、自らのサイトで、受注決済、フィシガル商品なら発送までやり切るので、メーカーと流通両方を兼ね備えた場合が多いです。
音楽でいえばメーカーが担って来た企画、制作、発売販売迄の工程を自分や、自社でやり切る事が当てはまると思います。

以前は自主製作の様なスタンスで、CDを作ってライブや、コミケなどで、手売りしたり、流通に、卸して店頭販売したりするスタンスが、多かったですが、

今はデジタルの時代となり
アグリゲーターを通して、サブスクリプションサービスや、ダウンロードでの課金対価を受けるケースが
殆どです。

矢張り個人レベルの音楽家の場合は、初期段階は、受託開発と自社開発を均等にバランスを取りながらやるのがベストでしょう。

請負ばかりだとアーティストとしての自主性が失われる場合も多いですが、

厳しい、市場とクライアントの注文の制限の中で作家性は磨かれていくので、トップクラスになるとその作家性を必要としてくれるクライアントが殆どとなりますので、道は険しいですが、大巨匠への道はある訳です。

また音楽の場合は、映像に寄り添うシンクロミュージックというものが、ある意味主流なので映像作品が巨大プロジェクトである程、音楽も成功した時の実りも大きいと言えるでしょう。

片や自社開発、所謂自分の作品を自分がリスクを背負って世に問う方法ですが、前述の通りCDを自主制作して手売りした場合、デジタルと違い一枚の実入りは大きいですが、その分製造費用、管理費用などのリスクがつきものです。CDが一つの大メディアとしての役割を終えつつある今、矢張り今後は、デジタルコンテンツの拡充=再生数やリスナーの獲得に目を向けるのが必要です。

自分の作品を自分で管理していく喜びは、なんといっても自分が主体となれる事です。

制作費のリスクは有りますが、前述の通り受諾の仕事でバランスをとりながら是非とも自分独自のオリジナル作りに励んで欲しいところです。

出来れば詞も曲も書き自分で歌えるなら歌った方が、成功した時の希少価値は上がります。受託と違い、自分そのものが作品であり商品であるからです。

クラウドファンドという手法は、ファンと一緒に制作過程の苦楽の感情を、ともにしながら、リターンという手法で、支援にお返しをする。一見事前購入販売の様な簡単なものに見えますが、時間を共有する事で、
体験という目に見えない感覚や感動を得る事が出来ます。この後クラウドファンドで出来上がった作品を随時リリースします。

shizuma projectのキャンペーン後の第1弾は、"Rain"ワタユタケの時にコーラス作詞したものにフルサイズの歌詞をつけました。
国内は、6/22にアップルミュージック先行
世界発売は、6/30になります。是非聞いてください。


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