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メタデータの重要性(NO47)

今日は、一昨日、今日の世界の音楽業界の要人を招いたセミナーに出席した中でちょっとプロ領域の話で、特に今後クリエーターが気を使うべきポイントを書きます。

日本でもCDが音楽の売り上げおよびアーティストや作家への収益の分配の主役だった時代は、メーカーが小売店から得たCD売り上げが、著作権ならびに著作隣接権に於いて主な収益源だった訳ですが、これからのデジタルおよびサブスクリプションの時代に於いては、メーカーもその役割を全ての音楽家にまかないきれず、音楽家1人1人がインディペンデントの個人事業主として自己で自分の作品ならびにマスターの管理をやっていかないといけない時代に突入していく訳です。

そこで重要なのがメタデータです。
デジタルの時代其れを配信してくれる仲介をする
アグリゲーターのサービスも日々向上してますが、
その基本データ入力は、矢張り自分自信でやるしか無い訳です。

主には、
1.楽曲タイトル
2.実演家、アーティスト
3.作詞作曲者(特に作詞の記述)
4.アレンジャー編曲家
5.原盤権利者
が主なオリジナルオーサーな訳ですが、
これを世界的には、管理団体のもと登録していく訳です。

日本では、原盤権利者のISRCが、主流ですが、

世界では、
IPI コンポーザー https://www.ipisystem.org/
ISWC 作品 http://www.iswc.org/
ISRC 原盤 https://isrc.jmd.ne.jp/
IPN 演奏者 https://internationalmusician.org/store/ipn/の主な4団体があり、音楽家の権利は守られています。

ここで主題です。音楽というのは実は音楽家にとっては、その実演ならびに創作権利は知っていれば最も芸術家として法整備がなされて守られている権利であり、今後デジタル=フラットで、ブロックチェーン技術など取り入れた正直で誠実なインフラが整えば、本当に実力と人気次第では未来は明るいのです。

其処で1番大事なのはメタデータです。先述した五つの項目は基本ですが、兎に角、アグリゲーターに作品を預ける際にメタデータの入力ミスがあった場合、権利分配において致命的な欠陥が派生し、本来音楽家が受け取れる対価が0となるのです。
デジタルは、ご存知の通り0か1です。元のデータを間違えた時にファジーは働きません。ですので記入される際は兎に角間違いの無いようにしてください。

今日は少し専門的で難しい話でしたが、音楽家が自立しないと生きていけない時代、こういうビジネス視点の視野も必要かと書いてみました。

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