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短編小説

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noteで書いた物語たち 傷も記憶も嘘もぜんぶ ほんとうの文学にする
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#日記

ある少女の日記

―――――――――― 泣きたい時は、押入れの中で泣いていた。 そこでなら、泣き声が外に漏…

旅人の手記

帰りたい。 早くどこかに帰りたい。 街の音も人の声も、雑音にしか聞こえない。 私はちゃん…

告白の言葉

「傘をなくしちゃったの」 「この本、半永久的に貸すよ」 「今日の夕焼け見た?世界の終わりみ…