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「ポスト使用料」正確には「郵便受け使用料」をいただこう。 ゴミ袋が実質有料になった今、野放しにされているポスティングをなんとかしたい。 ポストを開けた時の、チラシの山。 鬱陶しいマグネット。 今は、何かと敏感になっている。 指をベロベロ、乾燥した指に唾液で潤いを与えつつ投函するおじいちゃん。勘弁してほしい。 平常時でも、人の唾液のついたものは触りたくない。今は、なおさらだ。緊急事態宣言下でも、素手で投函。どうして誰も言及しないのだろうと、首を傾げていた。 チラシがた
私には夢がある。 私は仙人になる。 100を越えたら山奥に籠もり、思索の日々を過ごす。 求められたら、喜んで知恵を授けよう。 報酬は、山で暮らすための丈夫な衣服。巷で起きている、よもやま話。 連絡手段は、非常に原始的だ。山に設置したポストに手紙を投函する。そこに文明の機器は存在しない。 ポストまでの道のりは、とてつもなく険しい。もちろん車は通れない。徒歩で片道3時間は、ゆうにかかる。 返事もいつくるか分からない。 思索の旅に出た私は、あてどなく森を彷徨う。ポス