見出し画像

【先人も禁煙に悩んでいた!】大正時代の先輩から希望のメッセージ❣

以前にも紹介しましたが、
・『松葉煙草製法伝授書』 佐内美哉 著  平凡新聞社 
        出版年月日 大正15年
を読むと、
この時代を生きた先輩達も、ニコチン中毒や痰が生じるなどの問題から、禁煙を考えてはいたものの、なかなか禁煙できずに悩んでいたことがわかります。読み進めるうちに、なんだか大正時代にタイプスリップしたような感じでした。
私の祖父は明治生まれでしたので、この時代に生きていたわけですね。✨
先人たちが命のリレーを繋いでくれて、今の私たちがいると思うと、感慨深いです・・・。
このように、後の私たちに有益な情報を文献として残してくださったことに深く感謝しつつ、今回も、大正時代の文章を私なりに訳してみました。
旧字体、漢文的な言い回しなど、馴染みのない表現も多々ありましたが、調べながらチャレンジ❣✨

今日はこの中から、 
『P6.7.8 第一章 総論 (5)実験から松葉煙草を推薦』
を取り上げます。>>https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1019361

-----------------------------------------------------------------------------------

≪インターネット公開(裁定)著作権法第67条第1項により文化庁長官裁定を受けて公開 裁定年月日: 2019/07/09≫

最初のページ


目次1

画像3

画像4

第一章 総論
(5)実験から松葉煙草を推薦
 もちろん代用品は煙草以上の嗜好味と保健上有効で安価なるものを選ばなければならない。
というわけで、代用品としてはこれまでに昆布煙草もあり、艾(もぐさ)煙草もあり、桐の葉煙草もあり、マンチャラ葉煙草もあり、やまぶき葉煙草もある。これらは早くから煙草代用品として使用され、今尚ある地方ではさかんにその喫煙を行っている。しかしあるものは価格がいたって高く、あるものは単に煙のみで、何ら人身保健の上に有効を認められない。
 ところが最近になって、あらゆる学説から発見された生松葉が、従前の薬品の類を凌いで、自然の恩恵に恵まれた長寿延命の基礎剤として、世にあまねく知られるようになった。
しかも、その松葉が一種独特の良い香りとすがすがしい煙とを発して、すぐに在来の煙草以上に、喫煙上効果をあらわすことを、わたしは実際に松葉煙草を吸って実験をした。
その結果、普通煙草のように痰を生じないだけでなく、身心を爽快にし、記憶力を増進し、ニコチン中毒を除去させる実証を得たのである。
実に、松葉煙草が普通煙草に優ることは、その幾倍かを測ることが出来ないほどである。この実験に照らし合わせて、松葉煙草を代用品として喫煙させれば、世間でうるさく言われている禁煙の問題を解決することができる。
 こういうわけで、悩んでいる愛すべき方々に対して、私が特に日常この松葉煙草の愛用をお勧めする理由なのである。<P6.7.8>

-------------------------------------------------------------------

「マンチャラ葉」って何の葉っぱなのか?調べてみましたが、今のところ答えにたどり着けず・・・💦
私も実際に松葉煙草を作って吸ってみました。前にも書きましたが、確かに痰が出ないし、胸が苦しくならない!✨✨😊 むしろスッキリする感じ❤
「科学的なエビデンス」も大事ですが、「先人の知恵」や「先人の経験・体験からくる教訓」なども大切だと思います。
🌲お知恵、頂きました❣ ありがたや~😊🙏

画像5

それにしても、松葉のパワーはまだまだ奥が深そうです(^^♪ 
これからもお勉強を続けていきます❣✨

画像6

画像7



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?