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【共同創業者/取締役ストーリー】shizai創業から3年。これまでの道のりと自身の成長を振り返る。

初めまして。
梱包資材のプラットフォーム事業を作っている株式会社shizaiの共同創業者 油谷です。
本日でshizaiを創業して3年が終わりまして、4年目になりましたので、3年間を振り返ったnoteを公開します。

つらつら書いているだけなので、どうかつらつらお読みください。


shizai創業前

前職はAzitというライドシェアのスタートアップ企業で、「日本版ライドシェアを作る」という日本でも指折りと言い切って良さそうな難しいチャレンジをしていました。
私はそこで人事責任者という立場で、組織づくりを担っていました。

Azitの時代の僕の仕事の一部がラジオパーソナリティ。
当時一緒に働いてたひかるも今や立派なキャピタリストになっています。

Azitでは2年間で10名→アルバイト含めて100名近くの組織へ拡大し、その後、レイオフを実施し、事業をピボットをするというハードで貴重な経験をしました。
当時、レイオフの件で少しSNS等で注目を浴びた部分があったので、心配をおかけした方々もいらっしゃったと思います。
おかげさまで今は元気にスタートアップをやっています!

Azit事業のピボットの後、卒業し、当時Azitで一緒に働いてた鈴木と共同創業という形で創業したのが株式会社shizaiです。

shizai領域で創業した理由

Azitで経験したエキサイティングな日々は楽しく、自分にとって最高な日々でした。
ここでスタートアップ環境が大好きになり、今の自分が作られています。

Azitの次のキャリアとして、転職等でこれ以上に楽しい環境に身を置くことはイメージができず、自分で何かをやりたいと思ったことが起業のきっかけでした。
また、学生時代からの付き合いもある鈴木も同時に起業を考えていたこともあり、一緒に共同創業という形で起業するのはどうかという話になり、一緒に起業しました。

私の起業の動機はわりとシンプルで、「最高な仲間たちと一緒に世の中に価値のあることやりたいなぁ」というものです。
これは今でも変わっていません。

そこに、鈴木という「難しい問題を解きたい」と欲求にピュアで誠実な仲間がいて、彼と一緒に事業を作ったら一人ではいけないだろう遠く先までいけそうな気がしたという理由です。

shizai創業時

資材領域にテーマを決めたのは、4.5兆円と言われる市場規模に比して、テクノロジーの活用が遅れていることはあきらかだったからです。
中間プレイヤーが多く、構造的な負もある領域にテクノロジーを活用すれば、仕組みを変え、多くのプレイヤーのペインを解消できるかもしれないと思ったことにあります。

最初は、段ボールに詳しい人をビザスク経由でインタビューをすることから始めて、ヒアリングを重ねていくうちに朧げながら仮説を立てていきました。

そこで以下の図のような多重引き受け構造について理解をしました。

ビジネス構造についての理解が進んだあとは、共同創業の利点を活かして、鈴木はサプライヤーサイド(資材工場)、私はデマンドサイド(EC/D2Cプレイヤー)にそれぞれDeepDiveをしまして、それぞれの解像度を一気に高めて、資材調達プラットフォームとしての構想を作りました。

段ボール工場の見学にいく我々
Airbnbを借りて初期の事業構想を作る

資材調達プラットフォームとしてローンチする前に、著名なD2CやECのお客様に使ってもらうことができ、創業メンバーも集めることができたので、エクイティによるファイナンスを実施し、シード調達と同時に「shizai」をローンチしました。

シード調達〜シリーズA

創業メンバーの4人
シード期に働いていたGMBの一部屋

shizaiのローンチ後はめまぐるしい日々でした。
仮説が外れて大きな方向修正をしたり、初めてデジマ(デジタルマーケティング)を回してみたら、たくさん問い合わせがきてパンクしたり、納品後のトラブルで駆け回ったり、繁忙期というものを初めて経験し、VCであるANRIが運営するGMB(Good Morning Building)の一室で、カーテンもつけずにダウンジャケットを着て震えながら事業を作っていました。

(この時、のちに営業MGRとして入社する伊藤がオフィス見学に来てくれたのですが、なぜこの感じで働いている僕らをみて入社してくれたのかいまだに意味がわかりません)

こんな小さな会社でも、業界誌に取り上げていただけたり、すごいベンチャー100に選んでもらえたりして、多くの資材工場がパートナーとして一緒に仕事をしてくれるようになりました。

2021年の東洋経済「すごいベンチャー100」に、
創業直後の全然すごくない状態で選ばれて逆にすごい
ECのミカタ通信にも大々的に記事を出していただきました

ECやD2Cのお客様からも口コミやプレスリリースをみた反響でご連絡をいただけたりして、順調に事業が伸びていきました。

そこでANRI、globalbrainから追加出資を行いまして、シリーズA調達を終え、本格的なスケールのフェーズへとStepを進めることにしました。

シリーズA〜現在

シリーズA調達から現在までで大きく進んだのは組織づくりです。
シリーズA調達時には6名ほどの組織だったのが、現在は正社員で17名の組織になりました。

私がこれまで生きてきた中で一緒に仕事をしたいと思っていた仲間や先輩が入社してきてくれ、株主であるANRIやGBのみなさんからの多大な支援を受け、これまで自分が属人性を発揮しまくって作ってきた営業活動プロセスも言語化が進み、組織化が少しづつ進んできています。

パーソルで苦楽を共にした伊藤の入社note

学生時代のサークルの先輩が入社した事件

そんな中、先日4期目のキックオフで3周年のお祝いをチームですることができまして、仲間が増えてきたことを改めて感じると共に、shizaiをみんなで大きくしていきたいと改めて決意をしました。

仲間が増えてきた最近のshizai

自分自身の成長について

話は変わりますが、この3年間、自分がどんな成長をしてきたのかを考えて箇条書きしてみました。
急に油谷の成長を3年間振り返るのですが、興味のない人は段落ごとskipしてくださいw

1.意図して偶発を産む(何言ってんだ?w)

事業の成長角度が見えてきた瞬間に意図して行動量を増やし、偶発的に新しい仮説を生むことで成長角度を変えるというムーブができるようになってきた気がします。

ちゃんと言語化すると、即効性のある施策と遅効性のある施策の両方に潜るべきタイミングを決めて潜るという動きができてきたという感じかもしれません。

2.抽象化を捨てる(たぶん捨てちゃダメなんだけどw)

これは共同創業だからこそなせる技っぽいのですが、代表の鈴木をはじめに抽象化が得意なメンバーがちゃんといるので、僕は具体にオールインしたりしてます。

みんなに甘えちゃダメだなと思いつつ、抽象の議論レベルを上げられるだけの具体を持っていくことで議論の精度が上がり、空想ではない確かな仮説が立てられると思っています。

3.メンタルを平準化する(これはけっこう自信ある)

創業してからの3年間は、個人(自分)と法人(会社)を分けることができなくなり、会社の成長が自分のアイデンティティと紐付いていくことを肌で感じ、法人shizaiのモメンタムと自分が連動してしまいそうな瞬間も多くありました。

そうなってしまうと、事業がしんどい時には自分もしんどくなり、自分もしんどい時に事業もしんどくなるという負の連鎖にもなってしまうので、法人と個人をギリギリのところで分けて、メンタルを平準化することができるようになりました。

また自分の役割としても、常に会社の仲間を鼓舞して前を向くエネルギーを生み出したいと思っているので、メンタルを平準化できることは経営者にとってアドバンテージなんだなと思っています。

それができるのも定期的にキャンプにいく小学校時代からの友人や、パーソル時代の仲間、前職Azitのメンバー、家族のおかげなので感謝しています。

振り返ってみて思いましたが、起業家や経営者は自身の成長を振り返る機会はあまりなさそうですが、みなさんどうやっているのでしょうか・・?

共同創業者という立場からみると、代表の鈴木の成長もよく見えるので、ちゃんとフィードバックしようと思います。(急にw)

shizaiのこれから

スタートアップとして勝負をする上で大事なことは
「実現できるかわからないがイメージできる精一杯の未来を描いて、仲間や資本を集めて実際に実現すること」
だと思っており、shizaiはこの3年間、資材の市場にDeepDiveして僕らなりの仮説を持ち、描けるだけの資材領域の未来を描いてきました。

  • 500以上の資材工場ネットワークから最適なプライスで資材を調達すること

  • 梱包資材の最適な調達プロセスをソフトウェアを用いてはるかに効率化すること

  • 梱包資材の持つ役割をブランディングに置き換えること

  • サステナブルな資材を流通させることで地球環境を良くすること

これらを一つ一つ描いて、実現させるプロセスを歩んでいます。
描くことも、実現させることもどちらも重要で、shizaiは今、描いた未来を一つ一つ実現していくプロセスです。

なんとなくこの流れで仲間募集しそうだなと思った方もいると思います。
実際そうです。仲間がいないと実現できません。

一緒に働きませんか??shizaiはまだまだこれからです!
少しでも興味を持っていただいた方、ランチでも雑談でも飲みでもいきましょう!!!

▽株式会社shizai 会社説明資料

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