評価

自分の考えを書きなさい。

そんなレポート課題が出る。私はこれが苦手だ。
何を書いていいか分からなくなる。
どうして自分の考えを他人に評価され、点数をつけられなければならないのか。
どうして考えたことをそっと自分の中にしまって大切にしていてはいけないのか。

物事にはなにか評価が下されることのほうが多い。
noteを始めたのは、自分の言葉や考えを大切にしていたいからだった。けれど、いつの間にかスキの数なんて気にしていて、他人からの評価をどうしても見てしまう自分がいた。

自分の考えだから、どれも正しい。いや、どれも正解はないし、間違ってもいない。
それでもどこかで、気づけば自分も他人や物事を評価している。

評価は人を蝕んでいく。もっと認められるものを、もっと肯定されるものを。
そうやって作り上げた文章や作品、人間性は、果たして本当に自分自身なのか。
そんなことをぼんやり考えながら、今日も文章を書いてみる。スキの数を気にしながら。