Amazonを退会し現金生活を始めた
配達完了メールを確認し足早に郵便ポストへ。
ない。
「また誤配かぁ」
意気消沈し指先を見て呟く。
「ごめんな、もうちょい我慢してくれ」
冬。シモヤケの季節です。
シモヤケのお薬が届くはずでした。
おそらく、隣の建物のポストに入っていることでしょう。
なぜわかるのかと言うと、
過去何度か誤配があったからです。
Amazonの履歴ページには配達時の写真が載っていますが、
それを見ると、隣の建物の同室前に置き配されていた、という事が何度かあったのです。
その時は一応身分証を持って取りに行きました。
玄関前からささっと持ち帰ったというわけです。
Amazonにも連絡、状況を説明しましたが、配達員さん次第でしょうから、無駄かもしれません。
今回は郵便ポストに入れるタイプ。
さすがに他人のポストは開けられないので、今回は取りに行けないです。
誤配されたらどうしよう、そう思いながら待つのなんて嫌なので退会しました。
これからは実店舗で買うだけのことです。
時代と逆行しているようですが、実店舗で買い物するのもいかにも生活って感じがして楽しいです。
しかも現金で支払うと、なんだか昔に戻ったみたいでワクワクします。
すっかりキャッシュレスな生活でしたから。
逆に新鮮です。
昔、ウッチャンナンチャンのテレビで見たシーンを思い出します。
ビビアン・スーが台湾の屋台でお金を支払うという一瞬のことなのですが、その時の姿は今も鮮明に覚えています。
ジーンズのポケットに手を突っ込み、クシャクシャのお札の束を取り出す。そこから数枚、店主に手渡しする。
会話をしながらさり気なく行われたその姿に憧れました。
かっこいいと思いました。
ついでにもう一つ、
ジャック・リーチャーをご存じでしょうか。
フィクションのキャラクターで、映画版ではトム・クルーズが演じています。
このジャック・リーチャー、所持品がなんと少額の現金と歯ブラシのみ。
ホテルでシャワーを浴びるとき、ポケットから取り出すのは札束と歯ブラシだけ。これもかっこいいと思いました。
Amazon誤配のおかげで生活が面白くなるような気がします。
ポチって届く便利さもありますが、お店に行って買う、少し不便だけど、生活に面白みがあるように思います。
逆に、Amazonありがとうございます。あまざます。
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