ダンジョンズ&ドラゴンズのフィギュア 【異形】その1 ビホルダー
ビホルダーが巨大な球状の体に大きな一つ目と大きな口を持つ。そして、頭から生えた触手(目柄)の先には小さな目がある。すべての目が異なった効果を持つ魔法の光線を放つことができる。その体は超常的ではあるが非魔法的な力で常に浮遊している。「目玉の暴君(アイ・タイラント)」や「多眼の球魔(スフィア・オブ・メニィ・アイズ)」といった別名を持つ。
ビホルダーの持つ光線の中で最も強力なのが、中央の一つ目から放たれるアンティマジック・レイである。この力は、視界内のすべての魔法的な力を一時的に失わせるというものである。魔法使いは当然のことながら魔法の武具も力を失うので、ビホルダーを忌み嫌う冒険者は多い。それ以外にも、石化光線、分解光線、即死光線といった恐ろしい光線を放つことができる。
ビホルダー
出典:【Rage of Demons】
出典:【Monster Menagerie II】
マインドウィットニス
マインドフレイヤーによって脳変性させられたビホルダーがマインドウィットニスである。サイオニックの力によりマインドフレイヤ―への忠誠心を植え付けられ、ビホルダーよりも知性は低下している。
出典:【Boneyard】
アンデッド・ビホルダー
デス・タイラント
デスタイラントは、死さえも超越したというビホルダーの肥大化した狂気から生まれる存在である。肉はすべて腐り落ちて、巨大なしゃれこうべになり果てているが、霊体となった10個の目玉が周囲に浮かんでいる。彼らは生前の知性と魔力を保持しており、中央の目玉はアンティマジックに代えて、視界内の生物をアンデッドへと変えてしまう光線を放つ。
出典:【Waterdeep: Dungeon of the Mad Mage】
ビホルダー・ゾンビ
ビホルダー・ゾンビはビホルダーの死体から作られたゾンビであり、もはや知性を持たない。光線の多くはその機能を失ったが、わずかに機能するものがある。
出典:【Waterdeep: Dungeon of the Mad Mage】
ビホルダーキン
スペクテイター
スペクテイターは、ビホルダーよりも小さく、10本ではなく4本の触手を持つ。彼らはしばしば財宝の番人として召喚され、101年間、それを守り続ける。「秩序にして中立」の属性であり、礼儀正しく振る舞い、侵入者に対してもまずは警告を発する。
出典:【Rage of Demons】
ガウス
ガウスはレッサー・ビホルダーともいわれるビホルダーの劣等種である。眼柄は6本しかない。
ゲイザー
ゲイザーは超小型のビホルダーの劣等種だ。眼柄は4本しかない。自らの創造主であるビホルダーに忠実に仕える。
出典:【Rage of Demons】
デス・キス
眼柄の先には眼球の代わりに口があり、それでクリーチャーの血をすする。
出典:【Rage of Demons】
著名な個体
ザナサー
ザナサーはウォーターディープのスカルポートを拠点とする盗賊ギルドの長である。ザナサーという名前の個体は一人ではなく、代々ギルドの長を務めるビホルダーがその名前を引き継いでいる。現在、ザナサーを名乗っているのは判明している限りで14代目の Zushaxxだ。
出典:【Waterdeep: Dragon Heist】
5版未実装の仲間たち
ビホルダーの亜種
ビホルダー・メイジ
中央の眼を潰し、いくつかの光線を失うことで代わりに秘術魔法を習得したビホルダー。
エルダー・オーブ
寿命を越えて長生きし、超大型サイズまで成長したビホルダー。秘術魔法を習得し、中央の眼を閉じるだけでアンティマジックを抑制し、呪文を使うことができる。また、デス・タイラントを作成し、操る魔法を身につけている。
アイ・オヴ・フレイム
アイ・オヴ・フロスト
寒冷地に棲むビホルダーの亜種。
アイ・オヴ・シャドウ
『影界』に通じる次元間の通路に長く居過ぎた為に変異してしまったビホルダー。
出典:【Rage of Demons】
ハイブマザー(アルティメット・タイラント)
ハイブマザー巨大なビホルダーで、他のビホルダーを支配する力を持つ。なお、その名にもかかわらず性別はない。
アンデッド・ビホルダー
ビホルダー・リッチ
ビホルダー・メイジが儀式を経てリッチとなった姿。
ブラッドキス・ビホルダー
吸血鬼化したビホルダー。触手(眼柄)の先には、目ではなく口があり、獲物の血をすする。
ドゥーム・スフィアー(ゴースト・ビホルダー)
死んで幽霊となったビホルダー。
ビホルダーキン
ガウジャー
アイボール
アイ・オヴ・ザ・ディープ
水棲のビホルダー。
オーヴァーシアー
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