
融合でパフォーマンスを作る
僕が作るパフォーマンス作品は、いずれも既存のモノの組み合わせである。
ほとんどのパフォーマーは、まず技術を身に付ける。次に自分のルックスと技術がマッチしたビジュアルを作り、キャラクターとする。そして過去にあった見世物界のネタを加工し、それを並べて自分のショウを作る。
僕は、見世物からネタを引っ張ってはこない。見世物以外のジャンルから、2つ以上のコンテンツを融合させて「器」を作る、という事をしている。
・白リーマン
(ロービングとスタチュー)
彫刻家ジョージ・シーガルの石膏作品と、パントマイムの融合
・ネンドマン
(お客さんの顔を粘土造形)
江戸時代の僧「円空」や「木喰」の彫刻活動、粘土造形、シャーマンの融合
・DRAWING KNIGHT
(お客さんの顔または全身を水墨描画)
女性に使える西洋のナイト(騎士)と、東洋の水墨画の融合
そのうち、ネンドマンについては狙いが1つの現場だけでは完結しない。これは、アートのコンテクストを意識しているからだ。(次回の投稿で説明します) 。
こうして融合して出来た「器」に、毎回違うお客さんが入る。毎回同じ「ネタ」では、無い。いずれのパフォーマンスも、その中身はパフォーマンス中に生ずるお客さん又はモデルさんと僕、の関係性を他の沢山のお客さんに見せている。
だから、どれだけみんなにとって魅力的な「器」が、融合の結果に出来ているかにかかっている。現場レベルでは無く、コンセプトのレベルで。
なので今の僕には、多くのパフォーマーが四苦八苦している「ネタ作り」の作業は無い。
(でも時代に合わせて、ビジュアルのアップデートは必要になる)
じつは「ネタ」は、苦労して作ってもいつか飽きられる。もちろん10年以上も(あるいは20年近くも!)ひとつの「ネタ」で食べている稀な方もいる。
でも、それはホントに超レアなケースで、僕が知っているなかでも2人しかいない。(青い方と梅干しの方)。なので、それは諦めた。
出来無いことは、しない方がいい。ルックスや技術が平凡なら、アタマを使うのだ、、! それに懸ける。
終わり。
今回も読んで頂き、ありがとうございます。
次回は、ネンドマンのコンセプトについて書きます。
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