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雑務が生まれる原理 後編。


はい、3編にわたって書かれてきた超大作も今日で終わりです🤣

前編、中編もありますので、もしよかったら読んでみてください。というか、それを読まないと今日の記事は意味がわかりませんので悪しからず🙄


一人で仕事をしたら、最小の仕事で済むというのは、おそらく間違っていない原理だとは思うのですが、人に与えられた時間は有限であり、やれることは限られてきます。いくら最小とはいえ、その仕事が増えてきたら当然一人ではやりきれなくなります。結果、他の人に仕事を回さざるを得なくなります。それは仕方ないことです。

これまで書いてきたように人が増えれば、それに伴って仕事が増えます。仕事が増え、ルールが増え、それだけならまだしも、仕事を管理する仕事が増え、ルールを守らせる人の仕事が増えます。いわゆる管理系の仕事ですよね。

組織が大きくなるにつれてこの手の仕事が増えていくのですが、最小の仕事、つまり必要不可欠な仕事の伸び率が下がれば管理系の仕事の伸び率も下がらないといけないんですが、そうはならない。管理系の仕事の方が不可欠な仕事よりも伸びる速度は速く、止まらない。仕事を維持することが仕事だったり、仕事を作り出すことが仕事になる人がどんどん増えてくるんですよね。

私の部署も仕事が減らないと嘆いていて、人を増やしたいと常々上司に訴えてるわけですが、もしかして人を減らした方が仕事も減るんじゃないだろうか、と思うことがよくあります。もちろん、うちの部署だけ仕事を減らしても意味がないので、いろんな部署が少しずつ人を減らしていけばいいと思うんですけどね。そうしたら、無理矢理作られていた仕事が少しずつ減っていき、それらを管理する仕事が減っていき、不可欠な仕事の割合が増えていくような気がしています。

これが私が考える雑務が生まれる原因です。不可欠の仕事を「売り上げ」と置き換えるのであれば、売り上げは増えないのに仕事は増えるという摩訶不思議であり、でもよく見かける現象も、この理屈で考えれば理解できるような気がします。

ちなみに、私の今の上司はまさに、ポジションがあるから必要な人、であり、必要なポジションだから存在する人ではない、と思っています。かれこれ直接会ったのは1か月以上前。オンライン会議が普及したこともあるとは思いますが、何か指示を受けるとしたら、目標管理の振り返りを作りなさい、とか、予算をシステムに入力しなさい、とか、処理系の仕事ばっか。私の知らないところで何かやってるみたいですが、こちらには全然仕事が下りてこない。この人、本当に必要なんだろかと思わざるを得ません。

超大作の締めは上司の愚痴になってしまいました🤣

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