雨のザッキザキ
雑記。雑に記す。次のライブは配信となった。無観客。その先のライブや劇団公演もつぎつぎと中止が決定された。理由はさまざまで新型コロナのせいとも、そうではないとも言える。まあそれはいい。いいってこともないけれど、中止になったものをあれこれ話してもどうにもならない。
今は一番ちかいライブのことを計画したい。
どうして人形劇にしようとかと思ったかというとわたしの一人芝居では20分の中でやれることは今はないとの判断である。
いっしょに出るのが、というか主宰が長年の盟友たろさまであることも関係している。なんとなく一人芝居って気分ではない。なれない。一人芝居は先日のサロメで思いっきりやれた。あらためて完成版の台本を書いてみて思ったのだが、わたし版のサロメにはほぼ今現在のわたしの言いたいことはすべてぶちこんである。それゆえに、あれが今言いたいことなのか!?ひどい!って思うのも正直ある。等身大のどうしようもないクズのわたしがあの台本には浮き彫りになっている。そしてそれこそがわたしの芝居の、芸術のすべてである。自分に正直に、そのときの気持ちをそのまま舞台にする。
今のわたしの一人芝居は素直すぎて、やろうとするとまたあのぐらいの長編になりかねない。8月末にやる予定だった劇団公演(わたしの)でやろうとしていたことでもあり、今後、ヴァルハラ第二回か、千葉県美容室公演でか、いずれかで上演しようとしているのが「カオスヒーロー」という名前の芝居で。東京ディスティニーランド版ジーザスクライストスーパースター、つまりイエス・キリストの物語である。過去に上演した「神は沈黙ぜず」(四時間)にもそのモチーフは使用した。12使徒とイエスをアイドルグループとし、どうしてイエスが十字架にかけられたのかをアイドル目線で物語にする。もっと昔に一人芝居でそれにちかいことをしたことはあって、イエスが後世に自分の名前を永遠に唱えさせるためにわざと十字架にかけられようとするのを、彼を本当に愛しているユダが止めようとする話だった。
それにしてもここまで書いて現在15分。もう肉体が痛くて座っていられない。どうしたものか。結局このところよくて2時間が限界で、それ以上の創作どころか行動が不可能である。なので仕事もいっさいできない。9月に一回だけ仕事入れているが、どうなるか。一回の仕事で2万を手に入れてもその後の治療費でそのほとんどが消えてしまうなら家で寝ていたほうがましだ。
とか書いても仕方ない。食事も気をつけているし、変な運動もしていない(しかしあきらかに逆に運動不足ではある!)ただ睡眠はまちまちだ。あきらかに夜型になってしまったし。と、これくらいにしておこ。愚痴るだけでも体力を使用してしまう。
健康状態については寝ながらでも思考できる。机に向かっているあいだにしないといけないことをしよう。あ、いちおう書いておくと郵便物を作って郵便局へ行くだけでその日の活動限界が来るため、数日に一回、数便しか出せなくて、なかなか本を送れていないことは申し訳ない。
人形劇にしたのは動けないためでもある。で、人形は一体つくった。わたしは完成度よりも雑なものに興味を惹かれるので人形は雑に作った。これはこれでよい。実は人形劇のシナリオがまだできてない。20分に入れなきゃならないことと、人形劇であることしか決まってないのだ。だから完成した人形が誰なのか現時点でわかってない。セーラームーンの物語をやりたいことも、おぼろげに決まっているが決定ではない。
脚本と人形どちらを先に完成させるか。まずはそこを迷っている。
人形は片手で操作できるようにした。人形劇というと脳裏に流れるのは、NHK教育テレビでわたしが小さいことにみたものだ。プリンプリン物語、ドリフの西遊記、三国志などである。九州福岡でサニーさんの奥さんや牧畜さんが出ていた人形劇はいわゆるマペットだ。それではない。あとバリとかインドとかの人形劇も思い浮かべたけれどそれも違う。あと忘れてはならないのはターンエーガンダムの最終回でヤコップとブルーノが上演していた人形劇だ。あれ、たしか糸人形だったよな。
そうだ、わたしの中で人形劇というとなぜかあやつり人形のことなのだ。それをひとりでやろうってところに無理があることは理解したうえでゴーサインを出している。
つまりわたしがあやつることができるのは同時に二体まで。最初に作ったこれは、うう体が痛え!これは主人公だな。うん。主人公は月野兎だ。うーん。だめか。どうにか態勢を変えよう。なんで、どこが、痛いのだ?背中なんだよねえ。そうなのだ腰とか首とかなら、ま、それもつらいけど。背中が耐えられなくなるってのは。つらい。すべてにおいてだめだからだ。歩くのも座るのも立つのも。いまわたしが唯一痛くないのは寝ているときだけ。
とうわけでねてみた
ひー、やりづらい。うてねえ・
あ、でもやっぱり背中の痛みは消えた。やりづらくても痛いよりましか。でなんだっけ。主人公は月野うさぎ。月って名字。野うさぎが名前。その名前のせいで子供のときからいじめられている。そしていつか魔法少女にななりたい。メガネっ子。水泳部。生徒会書紀次長。だれもやらないから、頼まれると断れない。小学校のころにあることがあって親友たちと別れてしまった、やべええうんこもれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふう。あぶなかった。むかしからよくウンチ漏らすのだけど最近家庭内漏らしさえしてしまうのでおむつを購入したくらいだ。おかしいよね。笑ってくれてかまわないのだ。笑えないけど。トイレまでの数メートルが間に合わないのだ。まあ年々漏らしやすくなる問題はまた今度。
で、なんだ、月野うさぎ。これいい。で魔法少女になりたい。ふむ。
学校の帰り道で妙な生き物に遭遇して、ぼくと契約して魔法少女になってよと言われる。だがそれを断る。しつこい勧誘。それをセーラープリンスが助けてくれる。魔法少女になってもろくなことはないと説明してくれる。あれ?でもまって、あなたはセーラー戦士なの?男なのに?セーラー服はもともと男のものだ。それにそんな発言は炎上するよ。ま、ぼくにはこの雪解のマントがあるので炎上なんて怖くないけどね。どんな魔物もアルタイルの剣でまっぷたつさ。満月の夜にはウルフに変身できるし、似合わないバイクで海へも行ける。海ってどこだかわかるかい?大洗海水浴場さ!
え、ちょっとなんかいいかも。セーラー戦士になりたい。
だけどね。魔法少女になるとチケットノルマとか劇場セットの仕込みやバラシ、共演者へのギャラ問題、物販の在庫問題や移動するときの問題などいろいろなものと戦わないといけない。そして究極の問題はこれだ、といって卵のようなものを出してくる。
これが真っ黒になってしまうと魔法少女は魔女になる。
あれえ。やっぱそっちの魔法少女ですか?セーラー戦士ではないの?
これはブリーフケースといってね。
ブリーフケースではないでしょ。
いいんだよ。名前なんて。これを黒くしないようにするにはファンからの声援を得なければならない。
じゃあ、あなたはファンを喜ばせるためではなくて自分が魔女になりたくないから、ファンを喜ばせているの?自分のためなの?自分でなりたくて魔法少女になったのに?
あいかわらう
え
なにこれ。どうしたの?いま起きたことをありのまま話すぜ。スマホから突然シリみたいな音声が流れて
クイズを出してきたぜ。
文房具屋でくれくれくれくれと叫んでいるひとがいます。何が欲しいのでしょう。
こたえ。クレヨン。
こわい。突然クイズ出してきた。こわいよう。なにこれ。
まあいい。
そこまでセーラープリンスに質問すると、
あいかわらず手厳しいなあ。うさちゃんは。
そういってセーラープリンスは変身を解除するとそこには小さかったころの同級生、加瀬しおりがいる。
しおりと野うさぎの再会。
魔法少女たちにはライブハウスが必定だがそれがつぶれてしまってきているのでこの街に帰ってきたのだ。
加瀬しおりは契約をして魔法少女となり、夢であった男になったのだった。
かつて二人はドラムランドというお遊戯教室に通っていて、そこの楽屋で出会ったのだ。
加瀬しおりはあびるように酒を飲むとセーラープリンスに変身するのだ。ひどい。
いいかい。絶対になにがあってもセーラー戦士になっていはいけないよ。創作し続けないといけなくなるからね。
そう言って飛び去っていく。その後ろ姿はとても寂しそうだった。
翌日。学校で転校生がくる。
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