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自由

 自分より若い書き手のエンタメ系小説賞の受賞作を読んだところ、思いきって神の視点で書いてあって逆に新鮮でした。
 エンタメではある程度のわかりやすさを求められるから、三人称単一視点か、多視点にするにしても章や節番号ごとに視点を切り替えるのがどちらかといえば一般的。二行、三行と進むごとに各人物の心情描写を隔たりなく入れ替わり立ち替わり、ちゃんと破綻なく描いていくには相当の技術を要しますが、上手く決まれば単一視点では上げられない効果を上げることができます。
 自由闊達な筆さばきを見ていて、小説って自由だなぁと改めて感じた次第でした。


 視点ってなんぞや? という方は下記の記事も参照いただければ幸いです。


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