自明の下では

『自明の下では見過ごされて良いことなど
ひとつとしてないの』

ジョジョリオン18巻の名台詞である。
な〜〜〜〜んも、わかんない!
荒木飛呂彦、何言ってるんだろう……。

ジョジョリオンを積んでいる。
荒木飛呂彦がすきで、ジョジョがすきだ。
SBRも、ジョジョリオンも好き。
でもジョジョリオンは18巻まで読んで、
そのあとは新刊が出るたび発売日当日に買うものの、読めずに積んでいる。

ジョジョリオンを理解できない。
理解できなくて悲しくて積んでいた。

18巻で康穂ちゃんが、
『自明の下では……』という言葉を思い出して、
何かに納得して、勇気を出して、行動を決める。
そこで完全に置いてかれた。
康穂ちゃんがなにいってるのか
ひとつもわかんない!!!

痴呆が始まって、好きだったはずのものが楽しめなくなる苛立ちって
こんな感じかしら、と思った。

『ディオとの青春』も
『眠れる奴隷』も
『星の光を見ていたい』も
『遠回りこそが最短の道だった』も
おそらく完全に意図を汲めてるわけではないのだろうけど
自分なりに納得して、理解して、
感動して読んできた。
世界一巡だって、どんと来いだった。

でも、ここにきて
『自明の下では……』の壁が。
????????
なんもわかんねぇ

言葉を知らないだけかと思い、ググった。
オーケーGoogle 自明 とは?
「証明したり特に詳しく説明したりするまでもなく明らかなこと」。
わかった。
私が知ってる「自明」と相違なかった。
で、『自明の下では……』とは??
いや、わかんないよ!!!!!
康穂ちゃんが何を乗り越えたのか
何もわかんない。
つらい!!置いてかないで!!

悲しくて読むのをやめていた。
社会人生活に慣れて精神力が戻れば、
読んで納得して元気になるだろうと期待して
積み続けていた。

19巻が出たのが2018年10月とのことなので、一年半は寝かしていたわけですね。

それでですね、今。
おうち時間ということで
どんと腰を据えて
久々に18巻を読んでみたところです。

さて、一年半寝かしてみましたが
『自明の下では……』
な〜〜〜んもわからん!
こんな台詞あったことも正直忘れてた。
なんも入ってねぇ!
なんも入ってこねぇ!!
悲しい……。

ていうか色々わからない。
ソフトアンドウェットの能力がよくわからない。
荒木飛呂彦の折り返しのコメントもまじでわからん。
私が疲れてるとか理解力がないとかじゃ無くて、
荒木飛呂彦がもうなんかもうよくわからん凄いとこに行ってるだけな気がしてきた。

でもね〜面白いね!かっこいいね!

一年半寝かしたことで、
「なんもわからんけど面白い」
「なんもわからんけど読もう」
と思えるパワーは復活していた。
読みます、いまから、19巻を。

『自明の下では』、
いつか、分かるかもしれない。
今は分からなくても、分かろうとしているから。
分かる方へと向かっているから。
『大切なのは、真実に向かおうとする意志』
だから……。

ホリィさんがいうところの
『大切で意味があること』
『自分のことだけを見つめていると見えないこと』
が私にもわかるようになるといいなと思う。

みんな分かって読んでんのかなぁ。
分かって読んでんの???
どうなの????
分かってても説明してくれなくていいけどさ。
いつか分かる予定なので……。

#ジョジョリオン

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