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男女の友情は成立するのかという話

結論から言えば、私は「男女間の友情は成立する」と思います。
ただし、きわめて狭い条件のもとで。
というのも、性別を問わず気が合う人はいるし、同じ趣味の人もたくさんいるわけです。

充実したプライベートを過ごすためにも趣味や娯楽は大切だと思っているので、そのためにいろいろな人と知り合うのはアリなのではないかなと。
その中で異性と知り合うことも当然あるでしょうし、一番話が合う人がその異性である可能性もままあるんじゃないでしょうか。

私はダーツやポーカーやボードゲームをたしなみますし、プロレスや麻雀観戦も好きなので、よく男性と同席します。
ここ数年で女性ファンや女性プレイヤーも増えてきたとはいえ、比率としてはまだ男性が多い界隈なんですよね。
だからこそ、実力者や詳しい人は男性が多い。おのずと話す機会も増えてくるわけです。

そんな私が「男女間の友情は成立する派」と主張すれば、自己弁護に見えてしかるべきだとは思うのですが。
私は男女間の友情肯定派の中ではだいぶ許容範囲が狭い部類だと自負しております。

はじめに申し上げた通り、男女間の友情なんて狭い範囲でしか成り立たないと思うのですよ。
ちなみにその狭い範囲というのは、恋愛嗜好やジェンダーがどうとかそういうくくりではないです。念のため。
別に同性が好きであろうが、異性が好きであろうが、私が思う条件には一切関係ないのです。だって友情の話だし。恋愛の話ではないし。

好意という意味で友情と恋情を近しい場所に置いている方も一定数いるのは存じておりますが、男女間の友情の成立はその価値観以前の問題だと思うわけです。

前置きがどちゃめちゃ長くなりましたが、男女間の友情が成立するのは、「男女間の友情は成立するのか」とか考える前までだと思うんですよね。
「男女でめちゃくちゃ仲いいけど本当に友情なの?」って疑問って、つまりは「恋愛対象になり得る相手なのに下心とかないの?」ってことじゃないですか。
今まで全くそんなつもりがなかったのに、そういう疑問を投げかけられた瞬間、相手に対する意識が変わってきてしまうんですよね。

そこでどちらかが「確かに、相手を恋愛対象として見るのはアリかも」なんて思った瞬間に友情ではなくなってしまう。
さらに、当人たちがその可能性を否定したとしても、周りからは「純粋な友情」とは見てもらえなくなるわけです。
少なくとも、あなたたちに「本当に友情なのか?」と問いを投げかけてきた人にとっては。
さらにさらに、あなたたちに恋人やパートナーがいるのだとしたら、その人たちからも「純粋な友情」とはみなしてもらえないでしょう。
だって一瞬でも疑念が浮かんでしまったのですから。

つまりは、結論としては「男女間の友情は成立するのか?」なんて問われない限りは、自然と成立していることがあるんじゃないか、というのが私の持論であります。
自然現象としては成立することがあるんじゃない?
でも、名前を付けたり疑問を呈した時点で、そうじゃなくなる可能性が限りなく高いけどね。という感じ。

藪をつついて蛇を出したくないので、私はその問題には触れないことが無難かなあとは思います。
目に余るときは敢えてつっつくのはありだとは思いますけれどね。
逆に、そう問われたことがある人は、浮気や遊びすぎを疑われているのかもしれませんね。

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