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8月21日 【新型コロナ|5つの指標】& 東京と大阪の違い


◎新聞、テレビで8月21日、政府の新型コロナウイルス感染症分科会の尾身茂会長が「概ね7月下旬にピークがあるように見える」と発言したことが多く報道されています。

ただ細かく見ると、お盆の時期の人々の行動の結果が反映されたデータが手元にない(影響が監修されるのには通常2週間程度、後ろへずれる)ことから、「ピークに達したという判断ではなく、現時点のエピカーブからは7月下旬にピークがあると見えるということだ」と繰り返し強調。高止まりしている可能性もあれば、どこかで流行が起こればまた上昇に転じる可能性もあるとしています。
(●ワクチン、妊婦や高齢者施設従事者は検討課題 https://www.m3.com/news/iryoishin/813816

他方、21日までの「現在感染者数」データを分析すると、8月10日をピークに減少傾向に転じていることがわかります。そのうえで、ただし大阪だけが全国の都道府県の中で、違う動き、高止まり、あるいはなお増加基調の中にあるかもしれないことが見えてくるので、それを記事にしています。

■東京と大阪は何が違うのか 新型コロナ対策 | ちえのたね|詩想舎 https://society-zero.com/chienotane/archives/8922

よかったらのぞいてみてください。

ポイントは、以下の通りです。

・大阪の重症者数急増が心配なわけ https://bit.ly/3gguBEB
・大阪と東京の何が違ったのか https://bit.ly/2Ylu2U4
・都市ごとのヒトの動き:東京や大阪がお盆休みで減 https://bit.ly/3aK8ohf
・現在感染者数 東京と大阪の比較 https://bit.ly/2EipyXp
・「子と同居」の割合 東京と大阪の比較 https://bit.ly/2Qh9ebE

さてそれでは、「5つの指標」について。

5つの指標がなぜ大事か、どういう数値か、どう見るかについては、下記WEB記事をご覧ください。(★意味をわかって自分で数値を読む必要)

東京都民のための【新型コロナ|5つの指標】 | ちえのたね|詩想舎 https://society-zero.com/chienotane/archives/8773

(★情報を公共機関は公開しています=自分で見に行きましょう/この「note」はエッセンスを紹介しています)


●8月21日時点の【5つの指標】


1.現在感染者数(の推移)

現在感染者数 = 累計感染者数 - 回復者(退院)数 - 死亡者数

8月10日 3,760人
8月11日 3,696人
8月12日 3,612人
8月13日 3,494人
8月14日 3,457人
8月15日 3,520人
8月16日 3,615人
8月17日 3,519人
8月18日 3,338人
8月19日 3,109人
8月20日 3,150人
8月21日 3,106人

2.重症者数(の推移)

8月10日 24人
8月11日 22人
8月12日 21人
8月13日 21人
8月14日 24人
8月15日 23人
8月16日 25人
8月17日 27人
8月18日 31人
8月19日 32人
8月20日 36人
8月21日 33人


3.専用(対策)病床の稼働状況 対病床使用率

8月10日 67.8%
8月11日 66.2%
8月12日 64.1%
8月13日 63.4%
8月14日 64.6%
8月15日 66.3%
8月16日 64.5%
8月17日 61.2%
8月18日 57.0%
8月19日 57.8%
8月20日 48.9%

※ようやく5割を割り込み逼迫度合いは緩和法項羽へ。


4.軽症者用の宿泊等施設運用状況

・7月8日時点
宿泊施設受入れ可能室数 1,307人
宿泊療養者数       162人

・7月15日時点
宿泊施設受入れ可能室数   371人
宿泊療養者数       118人

・7月22日時点
宿泊施設受入れ可能室数   371人
宿泊療養者数       155人

・7月29日時点
宿泊施設受入れ可能室数   670人
宿泊療養者数       213人

・8月05日時点
宿泊施設受入れ可能室数  2,148人
宿泊療養者数       442人

・8月12日時点
宿泊施設受入れ可能室数  2,148人
宿泊療養者数       417人

※受け入れ可能人数の拡充を果たし、次へ向けた体制が用意されている。

5.市区別人口当たり感染者数

・新宿区が最大区なのは変わらず。
200人以上(8月20日)の区市町
新宿区 684人
港区   351人
渋谷区 295人
中野区 250人
中央区 207人
目黒区 204人

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