普通に考えて藤井聡太七段がタイトル戦に挑戦したら、タイトル取っちゃうよねって話

いやー強い。強すぎる。
藤井聡太七段の影響で、彼のスタイルを真似すると、めちゃくちゃな圧勝をするか、破綻してぐちゃぐちゃになる筆者です。

昨日は竜王戦決勝トーナメント1回戦にて都成竜馬五段に勝利し、羽生竜王挑戦まで残り4戦となりました。
挑戦者決定トーナメントともなると、やはり強敵ぞろい。非公式戦合わせて2度勝利しているとはいえ、若手で上り調子の増田六段、いまだにA級在位している佐藤康光九段、現振り飛車党最強の久保王将、オールラウンダーの広瀬八段。誰と当たっても熱戦間違いなしの戦いだと予想される(当たりまえ)

■本年度も絶好調の9戦全勝

日本将棋連盟の今年度記録をちょこちょこチェックするのが楽しいのだが、勝率ランキング堂々一位はやはり藤井七段。

https://www.shogi.or.jp/game/record/archives/2018_ranking.html

対局数や勝ち数などは初代叡王となった高見泰地叡王(だいたい2位は豊島八段。早くタイトル取れ)だったりするのだが、藤井聡太七段は9連勝で連勝数でもトップに立っている。

29連勝を更新するのは藤井聡太七段しかいないと思われる。

■ちなみに昨年の今日が29連勝を記録した日

同じ竜王戦決勝トーナメントの1回戦だったので日付的に当たり前なのだが、昨年の今頃はまさに連日「藤井聡太ブーム」。次回の竜王戦2回戦は28連勝を決めた増田六段との対局になる。

■それにしても不遇な同期棋士たち

前述の将棋連盟の今年度記録を見ると、

・都成竜馬五段
・大橋貴洸四段

が常に上位に名を連ねている。

先日、藤井聡太七段に負けた都成竜馬五段も
「永世名人谷川浩司九段の唯一の弟子」
「奨励会時代に新人王戦優勝」
「26歳の退会規定ぎりぎりで悲願の四段昇段」
「将棋界一といっていいほどイケメン」
「昨年度勝率ランキング4位」

など話題性十分なのだが、、、、藤井聡太七段のせいでかすんでしまっている。

もっとも不遇なのは藤井聡太七段と同期四段昇段の大橋貴洸四段だが
(藤井聡太七段がいなければ余裕の新人王)

■藤井聡太七段が着々とタイトル戦への道を

竜王戦は残り4つも強敵との戦いを残しているのだが、王座戦はあと2つ。
次は西のイケメン王子「斎藤慎太郎七段」との戦い。
斎藤慎太郎七段といえば、

・甘いルックス
・落ち着いた話区長
・若手にして様々な棋戦で結果を残し、あっという間に七段へ
・詰将棋選手権2連覇
・甘いルックス(大事なので2回言います)

など若手の強豪。

観る将の女性ファンからは「私たちの斎藤キュンが世間に見つかってしまう!!」と揶揄されるほど、かっこいい。もう話し方の丁寧さ、将棋が大好きオーラとか、強いのに謙遜する姿とか本当にかっこいい。

藤井聡太七段が仮に斎藤慎太郎七段に勝利した場合、渡辺明棋王か永瀬七段との戦いとなる。

■藤井君の勝率から考えて・・・タイトル必至

タイトル戦は基本的に5番勝負や7番勝負といった「先に●勝」したほうがタイトルホルダーになるという仕組みだが、皆さんは想像できるだろうか。

藤井聡太七段が、同じ相手に3敗する姿を。

もうTVなどのメディアがそこまで追いかけていないから知らない人も多いと思うが、現在の藤井聡太七段は本当におかしい。そのデータを一部紹介しよう。

■持ち時間5時間以上の対局出の結果

藤井聡太六段、持ち時間が5時間以上の棋戦(順位戦、竜王戦、王座戦)に限ると、デビュー以来本日(2018年2月23日時点)で22戦21勝1敗。
1敗は第30期竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気六段に30連勝を止められた一戦のみ。
勝率は驚異の9割5分2厘。強すぎませんか、この中学生。
Byみっひー(Twitter)

https://twitter.com/Jun_miffy/status/967039268584546305

2月23日時点とあるので、そこから順位戦、王戦、王座戦の対局結果を足してみると
31戦30勝1敗・・・驚愕の9割6分7厘。

タイトル戦は持ち時間が長いため、上記データから考えるに、まー負けないよね。

■藤井聡太七段という段位で呼ぶのも見納め

この勢いのまま勝ち上がると、今年度中にタイトルを獲ってしまう可能性が高い。
タイトル挑戦の最年少記録は屋敷九段の17歳10カ月、タイトル獲得は同じく屋敷九段の18歳6カ月。
これを破ることはもはや秒読みかと思われる。


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