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羽生世代と呼ばれる最強世代を超える『藤井世代』の棋士候補『伊藤匠三段(14)』

将棋界には「羽生世代」と呼ばれる羽生さんの台頭とともにライバル関係を気づいてきた最強の世代が存在する。

言わずもがな、羽生世代の最強と言えば「羽生善治竜王」であるが、

村山聖
佐藤康光
先崎学
丸山忠久
藤井猛
森内俊之
郷田真隆
(敬称略)

などそうそうたる顔ぶれが名を連ねる。

1990年頃から現在に至るまで、タイトル棋戦やA級順位戦は、常に「羽生世代」の棋士達が主役となっており、各年度の7タイトルの過半数を占める状態が長らく続く(将棋のタイトル在位者一覧 を参照)。その結果、タイトル獲得数3期以上(九段昇段の基準の一つ)の者が6人、永世称号を持つ者が3人(羽生、佐藤、森内 = 2011年現在)もいる[12]という、特異な世代となっている。

-wikipedia参照

同年代という大きなくくりでいえば

屋敷伸之
深浦康市
行方尚史
(敬称略)

もA級棋士としていまだに将棋界のトップに君臨している、とんでもない世代なのだ。

羽生竜王にばかり目が行きがちだが、羽生竜王の現在の生涯勝率7割越えはこのような羽生さんがいなければもっとタイトルを取っていてもおかしくなかった桁違いの棋士たちから奪取してきたと考えると恐ろしいことだ。

さて、このように羽生竜王は同年代の棋士たちと切磋琢磨することで、将棋界のスーパースターと呼ばれるようになっていったのだが、今後「藤井世代」と呼ばれる同年代の棋士たちで注目の棋士はいるのだろうか。

関東奨励会「伊藤 匠」三段

先日二段リーグを戦っていたが昇級規定により三段に上がった「伊藤 匠」三段は藤井世代の1人になるだろうといわれている。もし次の三段リーグを一期抜けすれば、羽生竜王にとっての森内俊之十八世名人のような存在になるのではと噂されている。

というのも、先日の史上最年少全棋士参加の棋戦で優勝を成し遂げた藤井聡太六段の対局の記録係をしていたのである。

藤井聡太五段(六段に昇段)の対局の記録係は2局とも伊藤匠三段でした。藤井さんと同学年の期待の星です。 

Twitter参照

漫画のような話、いや漫画を超えた話と揶揄される藤井聡太六段だが、もし漫画を超えるストーリーとなるならば、記録的な対局を記録係として将来のライバルの活躍を見ていた・・・という伏線もぜひ回収して、数年後タイトル戦で切磋琢磨してほしいものだ。

◆余談だが・・・

先日、新四段になった斎藤明日斗四段もこの伊藤匠三段も師匠は「宮田利男八段」で、三軒茶屋で将棋教室を開いている。

私も三軒茶屋に住んでいるのだが、知人が「藤井聡太六段よりも才能があるといわれていた棋士が今奨励会にいるし三軒茶屋で将棋を指している」という話を飲み屋でしているのを聞いたそうだ。

その話、実は伊藤匠三段なのでは?と思っている。なんにせよ、三軒茶屋の将棋教室は激アツスポットになるのでは?と勝手に思っている。

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