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2歳息子と山口県萩市へ転職&移住してみた

2020年1月。

東京から山口県萩市に、2歳息子と移住してきました。

今回は幼い子どもと萩市に移住してどうだったか?を書いてみたいと思います。

私が萩市に移住した理由は、どうしてもやりたい仕事があったから。

一度言い出したら聞かない私の性格を主人もよくわかっているのか、

主人を東京に残しての母と子2人の移住を応援してくれました。

(2022年現在は主人も無事合流!)

今までの商品企画やブランドマネジャーのキャリアを捨てて、

後ろを振り向かない覚悟で移住してきました。

どうしてもやりたかった仕事とは、ビズモデルと言われる伴走型の中小企業支援でした。(これはまた別記事で)

移住した当初は育児も仕事も絶対に諦めないぞ!と、

気持ちが張り詰めすぎていたのかあまり記憶がありません(笑)

今思い返せば誰にも頼らずに両立は無理なので、

もっと肩肘張らずにいてもよかったのにな、と思います。

今では24時間保育やファミリーサポートセンター、実家に大変お世話になっています。

山口県萩市に移住してよかった〜!と思ったポイントは以下です。

①伸び伸びと子育てができる

東京での子育ては、私にはとても窮屈でした。

元々出身が萩市のお隣島根県益田市というところのポツンと一軒家で、

村に子どもが私しかいない森ガールのパイオニアだったので、

東京でぎゅうぎゅうの満員電車は荷物になった気がして本当に辛かったです。

マンションの中に何世帯も住んでいるので子どもが泣くと身がすくみ、

制御できない幼児と電車に乗るのは特に緊張しました。

萩に移住してきて、海で大声を出しても、はしゃいで思い切り笑い合っても、

誰にもみられない気にされない。

思い切り深く息が吸える感覚というか、体の芯から伸びができるような気持ちになりました。

②子は宝!みんな優しく話しかけてくれる

こんにちは、と子どもに挨拶をするのも防犯的にはばかられる東京から、

子は宝!というやさしい眼差しでどんどん話しかけてくれる萩市に移住。

町を歩いていると「今日は寒いね」「元気だね」と初対面のおじいちゃんおばあちゃんが子どもに話しかけてくれることに感動しました。

レジで子どもが駄々をこね、もたついても舌打ちが飛んできたことはありません。

○○さんだ、と息子から地域の人の名前が出てきた時は、東京ではできなかった子育てだろうな、と感じました。

地域の目があり安心して子育てができる環境は、

きっと息子が大人になった時にまた誰かに返せるやさしさに繋がるのではと思います。

③自然を感じ人間らしい生活ができる

365日、気温と空の色くらいでしか、四季の変化を感じることができなかった東京暮らし。

萩市に移住してきて、空気の香りや生きている虫たち、お花や木々など、

1日も同じ日はなく豊かに変化していることが肌で分かる感覚を取り戻しました。

これは人間として、とても大切なことだと思います。

東京育児の不満点の1つに、「管理された自然しかない」というのがありました。

怪我なく、キレイに、誰でも利用できる公園はあるのですが、

森の中で育った私にとって、自然を感じるには足りなかったです。

春にすみれや菜の花など薄緑でやわらかい植物が生え、羽虫がふわふわ飛んでいて、

夏は田んぼでカエルの大合唱や蛍のイルミネーションがあり、

秋は色んな種類の落ち葉がそれぞれの音を奏で、

冬は海が荒れて渦を巻いたような風が吹く。

そういったことを感じることができる、人間らしい生活を取り戻せたと思います。

萩市に移住する時の住まい問題

唯一、移住する時に大変だな〜と思ったのが、

猫1匹を連れてのお引越しでした。

不動産会社さん数社に電話し問い合わせても、「ペット?東京から?ないです」で

ガチャギリされて終わり。ペット可物件がほとんどなし。

あっても順番待ちか地方価格なのに高いのです。

空き家バンクという萩市がやっているサイトで

やっと見つけた一軒家の大家さんと何度も交渉して、

何とか猫可で引っ越しすることができました。

なかなか骨が折れる作業でしたが、良いおうちに巡り会えてよかったです。

この記事が、山口県萩市に移住してみたいけどどうしよう、

と思っている子育て世帯の参考になれば嬉しいです。

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