【#91】人生初の靴磨き体験
色んなご縁で、人生初の靴磨きを経験することに。
中古のくつ。磨けば磨くほど、汚れが落ちる。クリームを塗って磨く。擦る。なんどもなんども丁寧に。この作業の繰り返し。
「もっときれいになる。まだきれいになるはず」
終わりが見えず、きづいたら一心不乱に取り組んでいた。
最後の行程までなんとかやりきり、片方の靴と並べてみると見違えるほどきれいになっていた。本当に感動した。
職人さんは靴の汚れをみて、どんなクリームがいいか、今までの手入れ方法など分かるらしい。
私からしたらどれも同じ黒。ほんと違いが分からない。改めて職人さんの凄さを知った。
なにより印象的だったのが、職人さんから、
「こんな靴まじかに見たことないでしょ?かかとをもったこともないでしょ?靴を磨くだけで視点が変わってくるのがおもしろいよね」
と言われたことだ。
ほんとうにそう。靴磨きをした後、自転車にのって帰りながら、歩く人の靴に注目していた。そして、靴の存在が近くなった気がした。もっと大切に使おうと思った。
「あるものに目を向ける」
これは士心を運営する上で大切にしていること。
靴磨きを通して、あるものに目をむけることの重要性に改めて気づかされた。ボロボロだって、磨けば新しい靴に蘇る。そういったものは、世の中にたくさんある気がする。
大量生産、大量消費、そしてすべてが完璧に準備されていることがあたり前の世の中にとって、こういった体験ができること自体貴重。
一つのものを大切に使い続けられる人が増えたら、もっと社会はよりよくなるはず。
自分自身、すぐ新しものを買いたくなる傾向があるので、今あるものに目を向けて、きれいに磨いてみたり、心がけていこうと思う。
せっかくなので靴磨きは今後も練習していきたい。靴を磨きながらのコミュニケーションにはどんなものがあるのか早く経験してみたいな~😊
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