オーナー企業における本当の癌は誰か?

オーナー企業の癌は、一見すると癖のあるオーナー自身が癌であるかのように思われるが、実際は違う気がする。
本当に、オーナー企業の癌になるのは、オーナーの顔色を窺い、オーナーの意向に沿わない行動をするような人を先回りして潰そうとする、プチオーナーごっこをしている取り巻きの輩、というのが私の仮説である。
オーナーにやられて嫌だったことを、部下やラインに行う管理部門の重鎮は、その最たるもので、ピッキングオーダーそのものだと思う。嫌だったことを自分はしない、自分が連鎖を断つ、という気概もなく、同じことをして、オーナーのスモールコピーに成り下がってしまう。
実は癖のあるオーナーは、実は自分の意に沿わない食って掛かってくる粋がった輩をそんなに嫌ってはないのではないか、というのも私の仮説である。なぜなら、本当に戦えるメンバーはそういった中にいることが本能的に分かっているはずだし、ネガティブなものも含めて、ありのままのオーセンティックなフィードバックが欲しい、というのがオーナーの本音ではないかと思うからだ。
この仮説に沿って、ひと月くらい戦ってみて、それでダメだったら、新しい戦場を見つけたいと思う。

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