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メンテナンス好きによる弦交換とメンテナンス方法

楽器演奏者たるもの、
相棒の楽器のケアをするのは義務。

もちろん僕もギタリストとして
その義務を全うしています。
たまにサボるけど。

というかむしろ、
ギター弾くのと同じくらい
メンテナンスするのが好きです。

大学時代、サークルで
他の人のギターの弦交換してあげるくらいには
メンテナンスが好きでした。

今回は、僕の弦交換の方法や
楽器のケア方法について紹介していきます。

簡単にまとめた手順

読むのめんどくせ!
という方向けに簡単に手順を説明すると

①弦を緩めて12フレット付近で切る
②ホコリを落とし、指板の汚れを落とす
③ボディ・パーツをポリッシュなどで磨く
④弦を張る
⑤余分な弦を切る前と後でチューニングする

となります。

弦交換に必要なもの

まず、弦交換に必ず必要なのが
以下の4点です。

・弦
・ストリングワインダー
・ニッパー
・クロス

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・弦について

今回は、エリクサーのライトゲージ、
NANOWEBを使用しています。

エリクサーも色々種類がありますが、
以下の記事で簡単にまとめています。

ギターを複数持っている方は
セットで入ってるやつがおすすめです。

今なら蓄光ピック付き。要らね。
弦交換してる途中で無くしました。

僕がエリクサー信者なのもあるのですが、
弦選びに迷ったらエリクサーがいいです。

長持ちするし、音も割と良い。

ちなみに前回張った弦は、
SITのコーティング弦。

音は良かったのですが、
コーティング弦とは思えないほど
一瞬で劣化しました・・・

一応張った時の記事も載せておきます。

・ストリングワインダー・ニッパー・クロスについて

ストリングワインダーは
弦を張る時に巻きつけるための道具です。

なくても手で巻けますが、
疲れるし時間もかかるので
あった方が良いです。

また、ニッパーはなんでも良いのですが
ギターケースに入れておく場合を考えるなら
小さくて薄めのが良いと思います。
弦切るだけなのでそんなに力いらないし。

個人的に、ワインダーとニッパーが
一つになった以下の商品が気になっています。

クロスは厚手のものを2枚用意すると
良いと思います。

一枚はギターの下に敷き、
もう一枚は汚れを落とすのに使っています。

僕が使用しているのはこちら↓

必須ではないがあると良いもの

僕がメンテナンスする上で
あるといいと思っているものたちです。

・ネックピロー
・フレットバター
・ESP ストリンガー

画像2

・ネックピロー

ギターを横にした時に
ネックを乗っけるものです。
ギター用枕。

弦交換しやすくなるというのもありますが、
レスポールやSGなどのように
ヘッドに角度がついているギターは
弦の張力でネックが折れることがあるらしいので
その対策にもなります。

・フレットバター

フレットの汚れ落とし。
詳しくは下の記事を読んでください。

これを使ってから、
レモンオイルを使わなくなりました。

マジで一瞬で汚れが落ちます。
レモンオイルの時代はもう終わりよ。

・ESP ストリンガー

ストリングポストに弦を
何周巻くか計れる板。

これ要らなくね?
とよく言われますが、
弦の巻数が全部揃ってると見た目良くない?

あとは、テレキャスとかによくある、
弦を切って上から差し込む
トップホール型のストリングポストの
事故率が圧倒的に下がります。

いざ巻いてみたら長さ足りなかった・・・
みたいなことって往々にしてあると思うんですよね。

使い方は簡単。
ストリングポストを穴に入れ、
巻きたい数のところで弦を切るだけ。

僕はサイドホールの場合は、
切らずに折り目をつけています。

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僕は大体、2巻くらいのところで合わせています。

ちなみにベースにも対応。

弦交換の方法

それでは本題。

最初に言っておきますが、
あくまで自己流なので
一般的な弦交換と異なる場合があるかもしれません。

今回はレスポールを例に。

①弦を緩めて切る

弦を、音が出ないくらいまで緩めたら、
12フレット付近で切ります。

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緩めてから切らないと、
弦がバッチンするので危ないです。
語彙力()

切った弦はこんな感じに丸めて
缶などにまとめて入れておくと
安全に処分できます。

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②ホコリなどを落とし、フレットの汚れを落とす

弦を外したら、ピックアップの間や
ヘッドにたまったホコリやゴミなどを
ブラシやティッシュなどで取り除きます。

次にフレットの汚れ落とし。

今まではレモンオイルでやっていましたが、
これからはフレットバターの時代。

フレットバターの袋から
ピンクのクロスを取り出し、
指板に塗りたくる。

全体に行き渡ったら、
乾いたクロスでゴシゴシ擦るだけ!

マジで引くほど綺麗になるので、
是非一度は使っていただきたいです。

ちなみにレモンオイルの場合だと、
クロスに染み込ませてゴシゴシするのが
一般的かと思いますが、
僕は指先にレモンオイルを出し、
指板に塗り込んでからクロスで拭いています。

この方法をやると大体ドン引かれるのですが、
クロスに染み込ませるより汚れが落ちます。
体感だけど。

③ボディの汚れ落とし

次にボディです。

外せるパーツは全て外しておくと楽です。

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昔はピックガードも外していたのですが、
外しすぎてねじ穴がバカになりパテ埋めしたという
過去があるので、それ以来外していません。。。

乾いたクロスで乾拭きしたら、
ポリッシュやクリーナーなどをクロスに染み込ませます。

僕が使っているのは、
HISTORYのポリッシュ。

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特段これがいいという訳ではないのですが、
初めて買ってから今まで
使いきれず数年が経ちました。。。
見た目が汚いんだな・・・

汚れ等は問題なく綺麗に落ちます。
金属パーツに使えるのもポイント高いです。

今はスプレータイプが出てるみたいですね。

また、スクラッチメンダーと
サーフェスプロテクターも使っています。

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この2つは、金属パーツのキズとりとコーティング用です。

生憎、スクラッチメンダーの方は
ゴールドパーツに使えないので
レスポールにはコーティングのみ施しています。

必須のアイテムではありませんが、
金属パーツが輝いている方がかっこいいので
使っています。

これも乾いたクロスにつけ、
金属パーツを磨くだけです。

ブリッジなどの細かいところは
綿棒を使うと良いですよ!

④弦を張る

弦を張る際は、以下に注意してください。

・6弦なら6弦、1弦なら1弦の所に通しているか
・ブリッジにしっかり弦が乗っているか
・ナットの溝にハマっているか
・巻いた弦が交差していないか

弦を袋から出したあと、
絡まりを解いて真っ直ぐになるように引っ張ると
スムーズに張れると思います。

レスポールの場合は、
6→5→4→1→2→3
の順で弦を張っていくとやりやすいです。

弦を巻く時は、下の写真のように
巻いた弦が下側に来るように
巻いてください。

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途中で交差すると
ちゃんと弦を巻く力が入らず
劣化が早まったりチューニングが
不安定になったりするそうです。
たしかだけど。

また、横の穴に弦を通す
サイドホール型のストリングポストの場合、
プレーン弦を下の写真のように
一回巻きつけておくと
弦が滑らずスムーズに交換できます。

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⑤チューニング

僕は、余分な弦を切る前と
切った後でチューニングしています。

チューニングは、基本的にレギュラーに合わせます。

音が合ってきたら、
12フレット付近を摘み上げて引っ張ります。

それにより、微妙なたゆみがなくなり
チューニングが安定します。

これを3〜4回繰り返します。

弦を切る前にチューニングするのは、
この作業の時に
巻いていた弦が一気にゆるくなる
現象が起こる場合があるからです。

その時に余分な弦がないと、
長さが足りなくなり
もう一度交換し直すハメになります。。。

チューニングが安定したら
余分な弦を切り、もう一度チューニングします。

弦を切ることでもチューニングが
かなり変わってしまうんですよね・・・

弦交換はこれで完了です。

交換後しばらくはチューニングが
不安定になっているので、
交換後に少し弾いてみると
良いと思います。

まとめ

文章と写真だけでは
伝えきれないところもありますが、
僕が弦交換をする時の手順は
こんな感じです。

要は、弦切って、汚れ落として、
もう一回張るだけです。

今回は紹介していませんが、
フレットのサビ落としや
緩んだパーツの調整なども
たまにやります。

僕のギター人生は
サビきった弦交換から始まったので、
演奏より弦交換の方が自信あります。

皆さんも是非お試しあれ。

今回はここまで。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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