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挑戦してよかったこと、それは仏検。HPに「合格体験記」を載せていただきましたっっっw

そして、私も65才になった。

60才になって定年となり、移住したにもかかわらず
ハローワークのパソコン教室で学んで

ワード、エクセル、バワーポイントの
MOS資格を取ってしまったので、

なにかしら、
勤め先を見つけざるをえない

状況になってしまった私は
安易にも、

かつての職種と同じ塾業、
だがやってみたことのない

個人指導の塾講師のバイトを始めてしまった。
またかよ、懲りねーなーw

しかし、今回は大学受験生を教えるので
本気だせるので楽しいのだ。

センター試験、適度。
進研模試、楽勝。

駿台模試、ムズい。
共通テストが難化しすぎ。

ある者は哲学科に進み、
ある者は社会福祉系に進み、

ある者は農学部に進み、
ある者は英文科に進み、と

いろいろなタイやヒラメの舞い踊りを
見せていただいたりして、、、、

とかなんとかしているうちにあっちゅうまに5年が経ち、
65才、カーネル・サンダースがKFCを創設した年に

いよいよ私も
最終形態の家庭教師を終了して

なにもする必要がなくなってしまったときに
我が身を顧みて、何者かたらんと思い、

「自分教師」となってしまったのである。

高みの前に、まず低み。

さて、
「自分教師」とはなにか。

自分を教導して、英知の高みへと登坂させる者である、
あたりとしておこう。

しかし、英知の高みを目指そうとしても
足元に引きずっているのは、

過去の挫折の鉄球である。
この鎖をはずぬことには、

高みにのぼるつもりで
慚愧の沼にはまりこむのは必定よ。

しかして、わが最大の挫折とは、
文学部の仏文科を卒業しておりながら

まったくフランス語が読めないということであった。
いや、卒論を書いたのだから多少は読めるが、

なにしろ、19世紀のおフランス詩を読むので、
毎回、毎回、

「苦悩、煩悶、おお神よ、後悔よ」などの
内省的語彙しか触れることがなく

「土」とか「階段」とか「南」などの
生活用語が全く語彙のなかにない。

ということは、散文は読めない、
もちろん、新聞も読めない、

もちろん、会話はさっぱりだが、
これはする気もないので、気にならない。

しかし、青春というものは
飲酒や色恋やいろいろなハートブレイクで多忙なので

あのときはできなかったが
いまなら、この御隠居みたいな状況なら

できるんじゃないか。
せめて「星の王子様」くらいは

原文でよたよた読むくらいには
なれるんじゃないか。

な、なにしろ、
365連休なんだからw

で、やったろうじゃんか、オレ、
という気持ちになってきたわけっすよ。

そもそも大学に入って手に取った教科書は
うすっぺらすぎて

なーんもわからん。
みんなで音読すると、

中国語みたいに聞こえるので苦痛。
おまけに発音が、

読むのか読まないのかが判然とせず、
すべてが曖昧模糊としていたのが

敗因だったのであると分析して、
右も左もわからない大学のフランス語学習者に

最も適したテキストを作るのはどこかを考えた。
買い物とか観光とかじゃなくて、

文学を読める学生を作ろうとしている大学、
それは、

通信制大学の本格派、
慶應大学の通信制のテキストだろう、とあたりをつけたのですよ。

で、たぶん、間違ってないっす。
よその大学のは解答がついてないっす。

しかし、これ、通信でやったら
2年生からが激ムズで卒業はキツいんじゃないかな。

でも、1年生は、懇切丁寧です。
テキストもでかいっす。

これをノートに写して訳して、
Macで入力してiPhoneで音読してもらって慣れました。

仏検、受けてみっか。

で、1年ぐらいやってみたら
挫折しないということがわかったので、

じゃ、仏検、受けてみるかなーと思ったんすよ。
いま、検定ものは

漢検、準1級。英検、2級なんすよ。
漢検の準1が取れるなら、

仏検もとれるっしょ、という軽率な自信のもとに
3級と準2級のダブル受験で勝負かけたんすよ、

仏検、初めてなのにw
で、去年の11月、

弘大へと向かい、
受けてみたら、

準2級は監督者とマンツーマン、
3級は5,6人の受験者だった。

で、3級のほうは、
「屋根の上に小鳥がきたよ、ほら、みてごらん、

 きれいな色ね、、、、、」
みたいな書き取り問題が聞き取れて、

その場の情景までうかんだ。
こら、うかるわ。

ということで、発表を待ったところ、
無事、合格してたけど

これ、もしかして、
好成績だから、表彰あるかも、と期待したのよ。

英検のときも
シニア枠で表彰されて、

元NHKアナウンサーの住吉さんを
間近で見られてうれしかったので

二匹目の泥鰌を待ってたのよ。
そしたら、なんと、、、、

なんと、、、、、、
ナントの勅令、、、、

3級で文科大臣賞をいただき、
仏検さん(いきなり、さんづけw)のHP に

「合格体験記」書いてもいいよメールが来たんすよっっっっ。
うれぴっっっっっっっ。

「合格体験記」もカジュアルでいきたい70年代派

いままでずっと、
書かせる立場だったのに、

書いていいんすか、、、、(涙w
ぜひとも、書かせていただきます、

子々孫々の名誉として残すために。
でも、フォーマルはきらいなので

カジュアルでいきますけど、
だめなところは削ってね、と

心の中でお願いしながら送ったら
いい感じで暴走部分を削った

アダルト坊ちゃんな合格体験記が
できあがったんすよ。

掲載は秋の受験前あたりに、
ということで、やっとこのたび

9月になって、
HPに掲載されましたっっっっっ。

(仏検トップページ>合格者の声、で
 検索してねw

「仏(ほとけ)文学から仏(ふつ)文学へ」という
 タイトルで書いてます)

ランボーよ、わが解体の白鯨よ。

やったし、
オレ、やったし。

やっぱ、オレ、
やればできるおっさんやったし。

まだまだ未来は残っとるし。
年金で、

じみーにw
ほそぼそw

勉強して
まだ、おっさん、努力して

「自分教師」続けていくし。
ランボーよ、わが白鯨よ、

オレに解体される日を待てし(笑。

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