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サピックス:4年生:430−09:理科のメモ

授業のノート

気体の発生と性質

  1. 酸素の発生方法と性質

  • 過酸化水素水(オキシドール)と二酸化マンガンを反応させると酸素が発生する

  • 二酸化マンガンは触媒として働き、自身は変化しない

  • 酸素は無色・無臭の気体で、空気の約1.1倍の重さがある

  • 酸素は水にあまり溶けない

  • 酸素には燃焼を助ける働きがあり、燃焼の条件の1つ

  1. 二酸化炭素の発生方法と性質

  • 石灰石(炭酸カルシウム)と希塩酸を反応させると二酸化炭素が発生する

  • 炭酸カルシウムを含む物質(貝殻、卵の殻、チョークなど)も使える

  • 二酸化炭素は無色・無臭の気体で、空気の約1.5倍の重さがある

  • 二酸化炭素は水に溶けやすい

  • 二酸化炭素は燃焼すると発生し、石灰水を白く濁らせる

  1. 気体の発生装置と集め方

  • 三角フラスコ、ゴム栓、コック付きロート、ガラス管を組み合わせた装置を使う

  • 固体薬品を細かくすると液体薬品との接触面積が大きくなり、発生が盛んになる

  • 水に溶けにくい気体は水上置換法で集める(集気瓶の空気を水で置換)

  • 水に溶けやすく空気より重い気体は下方置換法、軽い気体は上方置換法で集める

  • 水上置換法は純粋な気体が集められ、集めた気体の量を目視できるのが利点

  1. その他

  • 植物の光合成で酸素、呼吸で二酸化炭素が作られる

  • 炭素や水素を含む物質が燃焼すると二酸化炭素と水蒸気が発生する

  • ドライアイスは二酸化炭素の固体で、常温で直接気化(昇華)する

  • 炭酸飲料の泡は二酸化炭素、温めると溶けていた二酸化炭素が気体となって出る

  • 発泡入浴剤に含まれる重曹が分解して二酸化炭素が発生する

気体の発生実験では適切な装置の組み立てと薬品の選択、集気の工夫が重要である。酸素と二酸化炭素はともに無色・無臭の気体だが、燃焼や石灰水に対する作用の違いから区別できる。これらの気体は身の回りの様々な現象に関わっており、その性質を理解することが大切である。

内容チェック

  1. 問:酸素を発生させるために使う液体薬品は何ですか。
    答:過酸化水素水(オキシドール)

  2. 問:酸素の発生実験で二酸化マンガンが果たす役割は何ですか。
    答:触媒として働き、自身は変化せずに過酸化水素水の分解を助ける

  3. 問:二酸化炭素を発生させるために使う固体薬品は何ですか。
    答:石灰石(炭酸カルシウム)

  4. 問:二酸化炭素を発生させるために石灰石の代わりに使える物質を2つ挙げてください。
    答:貝殻、卵の殻

  5. 問:水に溶けにくい気体を集める方法は何ですか。
    答:水上置換法

  6. 問:気体の発生を盛んにするために固体薬品はどのようにするとよいですか。
    答:細かくくだく

  7. 問:水上置換法の利点を2つ挙げてください。
    答:純粋な気体が集められる、集めた気体の量を目視できる

  8. 問:植物のどのようなはたらきによって酸素が作られますか。
    答:光合成

  9. 問:ドライアイスは何の固体ですか。
    答:二酸化炭素

  10. 問:発泡入浴剤に含まれるどのような物質が分解して二酸化炭素を発生させますか。
    答:重曹