北野武さんの『首』が自分には合わなかった / ある作品を「おもしろい」「つまらない」というのは主語が間違っている

Netflix での配信日である本日の朝に視聴しました。

まず、この作品がおもしろい or つまらないということではなく、自分とは相性が悪かっただけだ、ということを弁解したいです。
作成してくださった方々は、精一杯ご作成くださったのだと思うためです。

これまでの自分の人生で、得点付けや評価の際「おもしろい / つまらない」などと言って参りましたが、それはあくまで自分との相性での点数付けであるのだと、38 歳にして気付きました。
主語にすべきは、点数付けの対象となる作品ではなくて自分であり、作品は目的語となるべきなのですね。
これまでの人生でもそのようにしてくれば良かった…。
子ども達には早めに教えてやろうと思います。

  • 配信日を 1 週間ほど前から楽しみにしていた

  • 一昨日、今後の生き方についてアイディアが思い浮かび、学習に励み始めた

  • 今朝になって「観ても得する訳じゃないし、学習した方が良いかも」などと気持ちが冷めた

    • しかし、気持ちが冷めているからこそ、冷静に観られるかと思い、観ることにした

      • 自分はアウトレイジシリーズがどれも好き

        • 今回も同じ系譜だと思っていたので期待していた

        • 観た後の、気持ちが荒ぶる感じ、肩で風を切りたくなる感じが好きなのだと思う

          • あまりよろしくない感情のように思われる

        • アウトレイジの最終章を観たのはしばらく前なので、自分の価値観が変化しているかもしれないと思い、そこに気付きを得られる機会になると思った

  • おもしろく感じなかった

    • 観終わった後、妻に「どんなシーンが一番おもしろかったの?」と聞かれたが、その場では何も思い浮かばなかった

      • 今思い直せば、刀の先の饅頭を口にして血を吐くシーンが一番おもしろかった

    • ハラハラやヒリヒリなどといった共感を覚えなかった

      • 現実との距離が大きいからでは?

    • 何人か、演技が下手な役者が混じっている

      • 冷める

いわゆる娯楽作品だと思うのですが、先日観た『浅草キッド』は同じ娯楽作品の類であるように思われるもののおもしろく感じたのに対し、今作はそうではありませんでした。
浅草キッドには哀愁や感動がありましたが、今作はそういった方向性のものではありませんので、娯楽作品にも色々な類のものがあると認識しました。

「人生に対してまじめな今の自分であれば、あまりおもしろく感じないのでは?」と予想して鑑賞し、実際には予想通りの結果だったので、答え合わせのおかげで自分の価値観を正しく認識できていたと分かったので、その点では良かったです。





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