大空洞未来オーガポンの可能性
はじめに
はじめまして。鹿児島でポケモンカードをやっています、しるしと申します。普段は身内卓でやることがほとんどで競技環境に出ることはほぼないのですがちょうど私自身に暇が生まれたこともあってやることを探した結果noteでも書いてみようと思いついたがゆえの執筆です。
実績もなければ初投稿でつたない文章だと思いますがご容赦いただけたら幸いです。
未来オーガポンについて
今回紹介する未来オーガポンはそもそも変幻の仮面環境で一時期話題になったデッキです。CL札幌の予選一位通過のデッキでもありました。当時結果を残された方のnoteは大変参考になるのでみなさん是非お読みください。
今回このnoteを作成したのはこのデッキに当時と比べてとても大きな変化があったと感じたからです。
それがこのカード。
ゼロの大空洞です。当時使おうとしたときにベンチ管理にすごく苦労した気がしたのでこれによってその解決ができると感じました。
参考にしたnoteとも若干被る点はあると思いますが大空洞の採用によって変わった部分もあるのでご了承ください。
それでは現在私が使っているリストについて紹介します。
サンプルリスト
このリストをもとに次は採用カード、不採用カードについて見ていきます。
採用カード、不採用カード
ポケモン
①テツノイサハex
デッキの顔。メインアタッカー。手札から出てきて盤面のエネを拾ってバトル場まで直行してくれます。イメージは鉄砲玉です。カシラによって打点を底上げしながら即席で殴れるうえ、リザやツキなどの弱点をつけることから目を付けました。
一発殴ったら入れ替えを要求してくる点、それほど高い打点ではない点などケチをつけようと思えば割といくらでも付けられますがそれでも後手1ターン目から殴りやすい点などの良い点を見てメインアタッカーです。
スタートしたら本当に弱い点、テクノレーダーで持ってこれる点、夜のタンカで回収できる点などから2投で十分と判断しています。
②テツノカシラex
打点上げ装置。イサハとミライドンの打点を20上げてくれます。イサハは、カシラ2あると220、カシラ3で240出してくれるのでまあ最大3体出したいよなということでサイド落ち等ケアで4投です。
③オーガポンex
デッキの顔ではないがデッキの軸。草エネつけて1ドロー。これのおかげでイサハは後手1から殴れるうえ、エネがたまればアヤシシも動けます。加えてこいつ自体も別に殴れない性能じゃないうえ、イサハは1回殴ると入れ替えを要求してくるカードなためこいつで殴ることもちらほら。文句なしの4投です。
④イキリンコex、キチチギスex
ドロソ。このデッキは後手をとって後手1ターン目で殴りたいのでイキリンコは必要だと思っています。キチチギスはいつも通り。必要がなくなったら大空洞が張り替わったりなくなるタイミングでトラッシュしてください。
⑤アヤシシex
青天井。最大320打点でドラパルトのワンパンまで目指せます。まあほとんどの場合盤面にそんなにエネは残っていませんが280ぐらいなら頑張れるのでVstarをワンパンすることがメインの役割となります。連続攻撃できることもイサハより優秀な点です。
⑥ラティアスex
新弾からの1枚。たねの逃げエネを0にしてくれます。アヤシシとの相性の良さはもちろん下手なボスで時間を稼がれることもなくなり、コントロール対面にも明確な役割があることから採用枠を勝ち取りました。
⑦テツノツツミ
疑似ボス。テクノレーダーで持ってこれる便利なペンギンです。相手のベンチが展開できていないときはそのまま疑似的なボスとして使用できます。夜のタンカで回収もできるのでつよいポイントです。
⑧ミライドン
非エク枠。2進化系のデッキのたねはこれ+カシラ2とかでだいたい落ちるので重宝します。エネ加速は次ターンにイサハが殴ること以上にアヤシシの火力を上げるのに貢献してくれます。ただしこのデッキは必ずしもミライドンで殴りたいというデッキでもないので枠の都合も考えて1投です。
⑨かがやくアマージョ
対ドラゴン決戦兵器。ファントムダイブから守ってくれることはもちろん、このデッキの落とし穴であったドラゴのトライフロスト二発で6枚取りされて終わるという弱点すら克服してくれました。カースドボムを耐えてくれるHP140も◎。とはいえ不利対面が微不利になった程度なんですがそれでもないと勝てないので入っています。
グッズ、ポケモンのどうぐ
⑩ネストボール、むしとりセット、テクノレーダー
初動です。最初は4,4,4だったのですがテクノレーダーのみ余ってしまうことがとても多く感じたので3としました。3でも多い気はしますが2にすると事故って悲しくなったので3です。ネストとむしとりセットは文句なしの4です。特にネストはむしとりやレーダーで持ってこれないポケモンたちを呼びたいので気をつけて使います。
⑪プライムキャッチャー
このデッキのエーススペックです。最強カード。シークレットボックスの採用は悩みましたがなくても比較的初動は安定するうえ、シークレットボックス自体を初動で確定サーチするカードもないのでいつ引いても強いプライムキャッチャーが採用されました。
⑫ポケモンキャッチャー
4枚入れたかったカード。このデッキは毎ターン呼び出し+手札干渉で殴っていきたいので4欲しかったのですが枠がなさ過ぎて3です。
⑬すごいつりざお、夜のタンカ
つりざおは主にきぜつでトラッシュにおちた草エネルギーを戻します。
夜のタンカは殴った返しできぜつしたイサハの回収、ツツミを回収しての疑似ボスとしての利用、草エネを回収してオーガポンでワンチャン1ドローなど多機能のすばらしいカードです。
⑭ロストスイーパー
このデッキのスイーパーは役割がきちんと定まっています。
まずはライコなどの対面でのおまもりはがし。290のワンパンはこのデッキには難しいところなので基本はツツミなどでよけて戦うのですが一回だけ無理を通してくれるのがこのカードです。
そしてそれ以上に使うのが自分で張った大空洞のロストです。詳しくは大空洞の項目で話しますがこの動きのために入っています。
⑮勇気のおまもり
不意にHPが上がる行為自体がとても強いです。特に最近はカースドボムやファントムダイブなどち密なダメージ計算をするデッキが多いのでHPを50上げて相手の計算を無駄にしてあげましょう。強く使えることが多いうえで邪魔になることがほとんどなかったのですが、さすがに複数回使ってそのたびに効果的に働くとも思えないので1投してます。
サポート、スタジアム、エネルギー
⑯ジャッジマン
このデッキのメインサポートです。主観ですがこのデッキの入っているポケモン1体1体のパワー、ひいてはこのデッキ自体のデッキパワーはそれほど高くありません。厳密にいうと今のリザやライコポンなどのパワーが高すぎて相対的に低く見えてしまうと思っています。その差を埋めるのがこのカードで相手の手札を減らして事故を誘発させることでこちらのペースにもっていくためのカードです。後手1ターン目から相手の手札を4枚にできる点、くわえてゲームを通してこちらがサイド先行するゲームプランを目指すデッキである点などを考慮してナンジャモよりも分厚く4枚採用です。
⑰ナンジャモ
手札干渉その2。役割はジャッジマンとほぼ同じですが、序盤ジャッジマンより多くドローできる点、終盤で相手の手札を1~2枚にできる点など差別化点はあります。しかし、やっぱりこのデッキに合うのはジャッジマンだと思っているのでジャッジマン優先かなということで3投です。
⑱ボスの指令
呼び出し札です。基本このデッキは手札干渉を打ちたいので詰めのターン用に1枚だけ採用です。
⑲ゼロの大空洞
革命的カード。このカードのおかげでこのデッキ最大の問題と感じていたベンチ枠不足が解決されました。
このデッキは本来オーガポン2体、カシラ2~3体に加えてアタッカーを置きたいのですが、ベンチが8枠になることでイキリンコをおく隙間が生まれるほか、2体目のイサハを出すことによる強制的な入れ替えやツツミを貯め置くプラン、ラティアス、アマージョ、キチチギスなどの小回りシステムポケモンの置き場や3体目以降のオーガポン、カシラを置くスペースが生まれるなど無限の可能性が生まれました。
また、このスタジアムは張替えやスイーパーで場を離れることにも意味があって、使い終わったイキリンコのトラッシュ、傷ついたアタッカーのトラッシュに加え、盤面を半分近くリセットできることによるカシラとオーガポンの枚数調整などに役立ちます。
⑳基本草エネルギー
10枚は欲しいです。オーガポンにつけて1ドローになるうえ、このデッキのアタッカーたちのエネ要求は3~と決して低くないので現在は11枚採用としています。
不採用カード(採用候補)
①ハイパーボール
初動は十分と判断し不採用。
②ヒスイのヘビーボール
ピン刺しのポケモンは多いが絶対に必要というカードもなかったので枠を考えて不採用。
③大地の器
使用感としてエネルギー不足は感じなかったうえ、どうせなら現物を増やしたかったこと、このデッキにグッズサーチはないことなどから不採用。
④エネルギー回収
あれば動きが楽になるカード。これ1枚とオーガポンで2ドローになるので当然ですが、夜のタンカのほうが枚数は減るもののポケモンを回収できて使い勝手がいいと感じ不採用。1枚くらい差し替えても大丈夫だと思います。
⑤キャンセルコロン
岩オーガポンやミミッキュ、そして天敵のクレッフィの対策カード。採用は検討しましたが岩オーガポンとミミッキュに対してはミライドンで戦えそうであった点、そしてグッズサーチがない点などから使いたいピンポイントで手札にあることも少なかったので今回は不採用。
⑥カウンターキャッチャー
サイド先行したいのでポケモンキャッチャーに枠を割いたので不採用。
⑦ブーストエナジー未来
逃げエネを0にしてカシラ1体分になるカード。ラティアスの採用、どうぐサーチがないこと、カシラがテクノレーダーで持ってこれることなどからカシラの4枚目に枠を割く形で不採用。
⑧博士の研究
最初はナンジャモではなく博士の研究が入っていましたが、このデッキ自体にトラッシュしたいカードが極端に少ない点、オーガポンのおかげでデッキ自体は比較的よく回る点などから手札をトラッシュせず、また手札干渉になるナンジャモに枠を譲りました。
基本的な戦い方
後1で殴ります。そのためじゃんけんで勝っても後攻をとります。
そもそも私がこのデッキに目を付けたのは先2カースドボムとライコの速攻にいじめられるあまり、彼らより早いことを求めたことに起因します。じゃんけんは弱いので当然先行をとれないものとして後攻スタートでいいデッキを探したところリザの弱点をつける草タイプでありながら後手1ターン目から殴れるこのデッキに至りました。
大まかなイメージですが、
2進化デッキ相手には後手1ターン目でロトムなどをとれたら2-2-2を、取れない場合は1-1(進化前のポケモン)+2-2(ロトムやキチチギスなどのシステムたねポケモン含む)を目指します。リザのみ、弱点をつけるので戦いやすいです。
たねex主体のデッキには2-2-2を目指します。システムポケモンは大体220以下なのでカシラを2体立てます。ライコとカイナは240で基本はツツミなどでよけたいですが必要に応じてカシラの3体目を検討してください。ツキ対面はツキが弱点ワンパンなので基本ツキを倒します。カシラを立てると弱点込みで小ツキに倒されて相手のバトル場に非エクが残ってしまうので極力立てないようにしましょう。
Vstarデッキ相手には後手1でまだVの状態のポケモンをとってから殴り合いをしていきます。最終的にはアヤシシで280出してVstarポケモンのワンパンを目指します。
コントロールデッキ対策ですがカビゴンにはイサハで、岩オーガポンやミミッキュにはミライドンで対応します。相手の前がカビゴンでなければラティアスで縛られずに戦えるのでぜひ置いておきましょう。
相性(主観)
あくまで主観です。参考までに。
有利 リザードン、トドロクツキ、テツノイバラ
微有利 タケルライコ、ミライドン、パルキア、カビゴン
五分 レジドラゴ、ドラパルト、ルギア
微不利 ソウブレイズ、古代バレット、ロスト系統
不利 サーナイト、ブリジュラス
基本的には後手1ターン目から殴ってサイドをとることを目指します。このデッキは再度のまとめ取りのような器用なことはできないので非エクアタッカー主体のデッキにはどうしても不利がつくと思っています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。十分やれるとは感じていますが、実績もない1つの意見ですのでその程度の認識で頭の片隅に入れる程度でいただけると幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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