実用洋食
仕事の途中で通りかかったお店の看板が気になった。
「実用洋食 七福」
メモだけして、家に帰ってきてから調べてみると、これがまたなんとも面白い話だった。dancyuのこちらの記事を読んで欲しい。
こんな連載記事があるdancyuはやっぱりすごい。メディアとはかくあるべしと思った。もしかしたら僕が知らないだけでそこそこ有名な話なのかもしれないけれど。
はっきり言って僕は自分の舌には自信がない。なんでも美味しいと思う方だ。美味しいものへの探究心や勉強したいという気持ちがあんまりわかない。
その代わり、この三好弥の話みたいなストーリーは好きだ。これもまた安っぽいところなのかもしれないけれど、いま、この瞬間、自分が味わっている時間や空間が、何十年か前と同じものかもしれない、ということにちょびっと感動したりもする。
長く続いてきたものが絶えないでいてほしいという気持ちは、半ば本能みたいなものだ。愚かなのかもしれないけれど、そんな本能だって多分、エントロピーを系外に捨てる動力になることがあるだろう。
「実用洋食 七福」
そのうち食べに行きたいな。
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