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面白かったなと言える人生

人は死を迎える前には
楽しかったなというのだろうか?

小説を読んでいて 死を前に
楽しかったなと いう言葉を目にしたのは
一度じゃないなとふっと思った

オーディブルのおかげで
耳から入ってくるその言葉に
ふっと 父を思い出す

面白かったなぁと そういったと母が
いつもいう
うちの父は 入院して13日で亡くなった
転院するその日の朝に亡くなった。
転院させる事はないってなってたんじゃないかと
今では思ったりもする・・・。

そもそも 黄疸が出ていたのに
なんともないなんていう 医者
食い下がって 検査を勝ち取った母
検査をした結果 即入院
帰ったら死ぬと言われたらしい
検査をしてくれる様子がなかったのに
帰ったら死ぬとは 意味がわからない・・・。
それは、そのまま母が食い下がってなかったら死んでたってことである・・・。

そんな病院にかかりたくないと思うが
大きい病院で 多くの人が罹っている
父が入院していた13日間でも 娘を返してと泣き叫ぶ母と出会ったりした。
帰っても大丈夫だと 母親を帰したあとで 子供が亡くなったのだという・・・。
大丈夫だといって帰らされた数時間後に 帰らぬ人となった娘・・・・
やりきれない・・・・。
どこに感情をぶつけていいのかわからない
そんなところだろうか?

今思っても そういや うちだけじゃなかったな
とちょっと思ったりする

そんなことをまで一言で思い至る
人は 死を前に 自分の人生を面白かったなと言えるのだろうか?
私は今 そんな場面になったら
面白かったなと言える人生だろうか?
そんなことを 考えてしまった

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