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RUNE で 失せ物探し!

某専門商社だった頃
阪神戦のチケットが客先に届いてないと大騒ぎになったことがあった。
中堅社員が処理したはずなのに 客先に届いていない。
大騒ぎになった。
重要顧客への 袖の下である😅

その顧客には毎年 その時期の阪神戦チケットをお渡ししていた。
息子さんのお誕生日に合わせて お渡しするのである
毎年 違う部門の営業の誰かが手配してきていた。
組織隊としては違うカンパニーが 今年はうちが!みたいに依頼してくるのだが
この時期の息子さんのお誕生前後の 休日の阪神戦は
間違いなく その顧客の名前を目にすることを
取りまとめているものなら誰でも知っていることだった。

担当していないわたしですら
〇〇会社の Aさんへの阪神戦チケットは この時期としっているくらいだった。
誰も引き取ってくれない サッカーのチケットは ×✖︎会社のアトムさんに最終聞いてもらうとか
年間シートを全部はかせるのは結構大変な仕事でもあった・・・。

最重要顧客
〇〇会社のAさんへ チケットが届いていないのがわかったのは 観戦予定日の三日前だった・・・・。
大騒ぎである
送り状を全部ひっくり返して その方へ送っているかどうかを確認することになったのはわたしだった・・・。
この期間で郵便を使ったかの形跡も合わせて 調べる
清算伝票に切手の購入履歴がないかも合わせて 探す。
郵便局で発送することはほとんどないのだが
思いがけないことをするような 中堅社員だったから
宅急便に出し 忘れてるんじゃないかという 無駄かもしれないけど、可能性を潰すための捜査もしていた。

その日中に見つからなかったら
最悪 チケット屋行って高くてもチケット買いに行く!と課長が判断するほどの 重要顧客なのである😅

担当していた 中堅社員は わたしは出しましたの一点張りで😅
送り状ないから それはありえんでしょ と言って
倉庫を探しまくる 他の課員をみて やっと
観念したかのように 自席の引き出しを ひっくり返し始めたのはその日の午後になってからだった。

私はといえば 午前中探して出てこなかった時点で
本人が全然探すのに協力的で無かったことで
午後は捜索活動から離脱することを昼休みに入る前に宣言していた

そこで昼休み中に 契約社員の女の子に
RUNEで占いをしてみせる。
自分のいる位置からどっちの方向に探し物があるか?
という占いをして見せていた。
昼食をとっている場所から 南東の方角。
それは 出荷用倉庫のある場所の方角だった。

午前全然できなかった通常業務を必死で捌く私をみて
そう怒るなと言う課長
彼は彼で 阪神戦のチケットをネットで探していた・・・。
オンライン取引でのチケット転売では相手先に届けるのに間に合わないかもしれない。
なら 四時までに見つからなかったら 私がチケット屋さんを巡ってチケットの在庫と価格を連絡するお使いに行くと宣言して 課長にも通常業務を早々にやっつけるように依頼していた。

スポーツ系のリザーブシートの抽選・管理・受け渡しは 大した工数もかからないし誰でもできるような業務であるのにも関わらず
大騒ぎになったのは、外しちゃいけないところで
てきとうな仕事の仕方をしていた彼女のせいである。
営業が発送を頼まず手渡していたらこんなことも起こらなかっただろう・・・

あやつら・・・・
営業担当と 今回発送したと言い張った彼女にイラつきもする。
まあそれ起こしかねない ペアだったと今は思えるから 起こるべくして起こったのだとも納得できる

まもなく四時と言うタイミングで 見つかった!
契約社員の女の子が 別の用事で 郵送物を作っていたら 封筒の中にあったというのだ・・・
未使用封筒の引き出しの中に チケットが入った封筒が入っていたというのだ
彼女が見つけていなければ
違うところに発送していたかもしれない ・・・。

すぐ 営業に連絡して 直接持っていってもらう手配のため営業にメッセージを送る オンラインなのは確認できている。
今回手配した担当する営業は行きたがらない。
内心 お前がいけよ!と思っている
営業よ 発送を依頼したタイミングで 届いたかそのときに確認できていたら こんなにみんなで捜索する事件に発展しなかったし
そもそも手渡ししに行かないと 何のための袖の下やねん!と 営業ツールとして有効に使ってもらうための年間シート・・・・
有効に使わんでどうするねん!と
派遣の私が怒っているのが 課長は面白いらしい・・・・。

相変わらず郵送してくれという営業に
「確実に届けて欲しいから 他の営業に行って貰えないか聞いてから 誰もいなかったら書き留め速達で送るねー」と一方的にやりとりを一旦切る

翌日の営業スケジュールで その人に会う人がいないかを 部門を超えて確認し 別の部門の若い営業担当が朝一で お届けしに行くことを引き受けてくれた

担当の彼女が席に戻ってきた頃には そんなやりとりは全部終わっていて
通常宅急便で送ろうとしている彼女に課長も呆れ顔であった。

各営業への連絡は済んでいること 翌朝別部門の営業が時間を割いて持っていってくれることを彼女に伝える。
持っていってくれる営業さんに渡してお礼しっかり伝えてきて・・
と言っていたら
チケットを私に渡すように課長が横から入ってきた。
課長は彼女を会議室へ連れていった。

まあ大騒動は終わり 翌日持っていってくれる営業に何卒よろしく!と
チョコレートを添えて依頼した。

席に戻ったら 契約社員の彼女が待ち構えていた
どこにあったかを教えてくれた。
昼に座っていたところから ちょうど南東の場所だった・・・。
ルーンの指し示したその場所に・・・・。

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