2023年ハマったもの・よかったもの

早いもので2023年ももう終わりですね。
今年はあまり様々なものに触れられなかったんですが、こういうのは振り返ること自体が大事なので今年もハマったもの・よかったものをまとめます。


参考までに昨年のやつも置いておきます。(読み返したら異常なくらいたくさん見ていてちょっと怖くなった)

アニメ編

・ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

6部の終わり方はかなり賛否が分かれている印象だけど私はめちゃくちゃ好き。漫画を読み終わったときの寂しさ、清々しさ、虚無感といったなんともいえない読後感がそのままアニメ化されていて良かった。
ジョジョは6部で一旦一区切りなんだが、1~6部を全部見た人にはたまらない演出が最後にあって、ここまで見てきて良かった!という思いとジョースター家の物語の最後の締めくくりとして最高のものを見せてくれてありがとうという気持ちになった。
あと、エルメェスの「なぁぁぁにぃイイイ~~~~!?」が回を追うごとにどんどんクールポコになっていくところも面白かった。

・母をたずねて三千里

昨年『未来少年コナン』を見てとても面白かったので、今度は高畑勲に挑戦だ!と思って鑑賞。
まぁ~~母親に会えない!会えないまま終わるんじゃないかと心配してしまうくらい会えない。主人公のマルコは頑固でまぁまぁクソガキなんだけど、それでも母に会おうと懸命に旅をする姿に感動した。
なんといっても高畑勲監督による丁寧な演出と宮崎駿さんらによる作画が素晴らしかった。マルコが小さな体で必死にバケツで水を運ぶこと、長い長い道のりをただ歩くこと、そういった地味なことをきちんと描写することでマルコの一生懸命さが伝わってきて本当に応援したくなった。
母を探すという本筋の他にも移民や貧困問題など考えさせられる部分が多くて名作と呼ばれるものってやっぱりすごいなと実感した。

・るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編

コロナでホテル療養(この言葉懐かしいな)してる時に見た。
ジャンプ漫画のアニメ化というよりも実写の時代劇を見ているような渋い作りで面白かった。キャラデザもTV版に比べてリアル寄りになっていたのが剣心の過去編の重さにマッチしていて良かった。剣心と巴が出会う夜のシーンの重たく暗い感じなど、随所にセルアニメの雰囲気はいいなぁと感じた。
過去編の剣心は退廃的なエロさがあってドキドキしてしまうな。
あと、2話の池田屋のとこの松本憲生作画パート最高!

・Zガンダム

とにかく濃い。キャラもセリフも全てが濃い。初代の劇場版三部作は見たことあったけどTVシリーズをちゃんと見るのは初めてだったから、これがガンダムか~!とすごく新鮮でかなり面白かった。
「でもね僕は両親に親をやってほしかったんですよ」や「なぜそうも簡単に人を殺すんだよ!死んでしまえ!」など記憶に残るインパクトのあるセリフが多くて、キャラデザやかっこいいメカなども大事だけど、やっぱりセリフに魅力のある作品は惹きつけられて面白いなと思った。

・呪術廻戦第2期 懐玉・玉折

監督が朴性厚さんから御所園翔太さんに替わって始まった第2期。映像が1期とガラッと変わって本当に良かった。1期は全体的に画面が艶やかすぎてあまり好みではなかったんだけど、2期は色味など品のある感じのルックになっていたのが好き。
渋谷事変も出来がいいんだけど、演出・作画両方で考えると五条悟の過去編である懐玉・玉折は突出して完成度が高かったように思う。
特に第29話。夏油の孤独を引き立てるようなレイアウト、編集のテンポ感などが素晴らしくて、「今本当に最高のアニメを見てるな~」という気持ちにさせられた。

音楽編

・kimi wo omotteiru / kurayamisaka

昨年のいろんな人の年間ベストに入ってるのを見て聴いてみたらハマった。
ギターがグワーッっと鳴っている中で切ないメロディーと声が聞こえる。結局こういうのが好きなんだよな。2人の女学生の別れを描いたコンセプトアルバムだけど、6曲入り20分のEPで聴きやすい長さの作品なのも良かった。(コンセプトアルバムは長いという勝手な偏見がある)

・Household name / Momma

Twitterのフォロワー (資本主義に屈したくないからTwitterと言い続ける)がおすすめしていて知った。
ザ・インディーロックなかっこいいギターに2人の女性ボーカルが絡み合う。特別凝ったことはしてないような気がするんだけどめちゃくちゃかっこいい。私もバンド組んでいたらこういう曲やりてぇ~。

・タオルケットは穏やかな / カネコアヤノ

リリース当初は正直ピンとこなくて1度聴いたきりだったんだけど、一応行っておくかで行ったライブでめっちゃええやん!!になってからヘビロテしまくった。
なんとなく今までのアルバムより大人っぽくなった気がする。前まではカネコアヤノが一人日記に書いていることに対して、こちらが勝手に「うんうんわかる」と頷いているような感じだったけど、このアルバムはもう少しこちら側に語りかけてきているようなところがあるのが好きだ。

・HEARTRIS / NiZiU

今年1番の名曲。テトリスをモチーフにしていて、ゲームっぽいピコピコした音が入っていたりNiZiUらしい可愛らしさがあって超いい。とにかく聴いてほしい。
なによりJ.Y.Parkが作詞した歌詞がいい。なかでもキラーフレーズは

君の“”に私の“”がぴったりとマッチするとき 弾けるsynergy

“ㄴ”や“ㄱ”はパッチムといってハングル文字を構成する要素の一つで、日本でいう部首みたいなもの。このパッチム自体をテトリスの棒に見立てて、君は“ㄴ”で私は“ㄱ”の異なる形だからこそマッチしてシナジーが起こるんだって言ってる。
天才の歌詞か??たぶん私に彼女500人とか出来て恋愛の達人になったとしてもこんな歌詞書けない。
この曲は全編パンチラインって感じなので日本語字幕をつけて聴きまくってほしい。

・more than words / 羊文学

『呪術廻戦 渋谷事変』のEDテーマ。あいかわらず良い曲書くなぁ。後半に掛けてだんだん盛り上がっていくところがかっこいい。口ずさもうとするとキーが高すぎて声が椿鬼奴になる。


その他

・FINAL FANTASY Ⅳ

FF8を昔プレイしたけどジャンクションシステムがどうしても理解できなくて途中でやめてしまったので、FF4が初めてクリアしたFFシリーズになった。
まず主人公セシルの職業が暗黒騎士っていうのが厨二心をくすぐられて最高。騎士だけでもかっこいいのに暗黒て。良すぎる。
システム的には簡単で白魔法と黒魔法を使い分けながら戦うというシンプルなもので分かりやすくて良かった。その分ストーリーにけっこう展開があり、「おいおいマジかよ」って思わず言っちゃうシーンもあって飽きずに楽しめた。しょっちゅうパーティーメンバーが入れ替わるのも戦闘にバリエーションが生まれて面白かった。
FFにちょっとは慣れたから次はFF5か7をやってみたい。


やっぱり今年は少ないなぁ。特に漫画を全然読めなかった。
一人暮らしにも早く慣れて来年はもう少し色々触れたいです。せっかくPS5を買ったしもっとゲームをやりたいかな。

映画は余力があれば別でまとめます。

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