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学びの石積_Lesson003~お城の種類①~

2019年9月28日

お城素人のLiSsanが、お城に関する知識を石垣の石のように
一つ一つ、積み重ねていき
お城玄人へなるべく投稿していくコーナーです。
詳しい方には物足りないかもしれませんが、
これからお城について詳しくなりたい方はぜひ一緒に楽しく学びましょう。

では早速、今回はお城の種類についてです。
みなさんの住んでいる家が全部違うように、お城もすべて違います。
時代背景や技術の進歩、地形に合わせて、目的によって…
など、それぞれ特徴があります。
すべて違うといっても、大まかに分類分けができるのですが、
いろんな分け方ができるので数回に分けて学んでいきたいと思います。


縄張り

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まずは、お城について学ぶ上で重要な「縄張り」について。
縄張りという言葉自体はよく耳にすると思いますが、テリトリーといった意味合いを思い浮かべるかもしれませんが、お城でいう縄張りは少し意味が違います。
お城の「縄張り」はお城の「設計」です。
どこに天守閣を置くか、お堀などをどのように巡らせるかといったことを決めること。お城の全体像のことです。
なせここで縄張りの話になったかというと、
この縄張りの違い、設計の特徴の違いで種類が分かれているからです。

どこに造るか?

皆さんが訪れたことのあるお城はどんなところだったでしょうか?
金の鯱(しゃちほこ)で有名な名古屋城
世界遺産の姫路城
天空の城として人気の竹田城
……
じつはこの3つのお城、すべて分類が違います。
その違いは、お城が建っている場所。
名古屋城は平地に建つ【平城】
姫路城は平地と山を組み合わせた【平山城】
竹田城はすべてが山に建つ【山城】
といった感じに分かれます。
特に山に建つお城はその地形をうまく利用して縄張りが組まれています。

実はそれぞれ、時代が違ったりもします。
戦のために造られたのがお城!
山の上に立てこもるための建物から始まっているため、
初期のことは山城ばかりだったのですが、戦の方法が変わったり、技術の向上などがあり、平山城となり、最終的には平城ができていきます。

◎山城

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では、まず山城から。
山城…まさに山にある城です。
南北朝時代や戦国時代に造られたお城で、建物が残っているところは少ないです。
そして、一番の特徴は土のお城です。
土っとどういうことかというと、石垣はなくて、もともとある崖を利用したりや山肌を削って土塁にしたりしています。
なので、みなさんが思い浮かべる、石垣やお堀、天守閣といったイメージとは少し違います。

◎平山城

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-姫路城-

戦国時代に多く見られたのが平山城。
平地と山の利点をうまく活用したお城。
世界遺産の姫路城も平山城です。
土塁の補強に石垣を使いだしました。


◎平城

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-名古屋城-

平地に建てたお城です。
松本城や大阪城、名古屋城など、平地にお堀を掘って
建てられたお城です。
防御力で言うと平らな分、どういても劣りますが、
この平城は江戸時代になってから誕生したんです。
徳川の時代になり、戦がなくなり、権威の象徴としての役割が大きくなったことでできました。

どれがお好きですか?

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-彦根城-

お城好きと言うと少し詳しい方にいつも聞かれる、
何城(なにじろ)が好き?の質問。
皆さんは何城(なにじろ)がお好きですか?
ちなみにLiSsanは平山城です。
理由は…入り組んだ地形と石垣と天守閣…すべてが詰まったロマンあふれるお城だから!


みなさんの好きなお城、近隣のお城は何城(なにじろ)ですか?
この話ができれば、城好きを語れる!そんな知識です。
いろんな角度からお城について、これからも学んでいきましょう。

今回はさらっと違いについて触れましたが、
また詳しく説明したいと思いますので、
今後も要チェック!よろしくです♪

LiSsan

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