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initiation

“LUVPOLIS”というプロジェクトが始動した。
といいながら、いや、実際にはまだ始まってないともいえる。いくつかのコンテンツを世界に発表したに過ぎない。

今みんなから見えるLUVPOLIS。
明かされた情報が少なく、生まれて間もない組織。

この機会に少しうち側のことを書きたい。
他者からはどんなに目を凝らして見ても、そりゃあ発信していない内情なんて読み取れっこない。

始動という事象はおれから見たらひとつの「点」じゃなくて、もうちょっと「線」なんだ。
ここまでの音楽にまつわる準備や事務的な作業、他には(こころの)整理、決心めいた儀式……あるいは覚悟を決めるために起こした生活の変化だとか。
割とそれなりのコストを支払ってここまで辿りついた。まあ。当然のことだけども。

「initiation」

開始することを指すことば。
2024年7月27日。この日を経てやっと始まる。初めてメンバーひとりひとりと面会したときから描き続けている、細々、揺らいだ直線が途切れる瞬間。
遠くから見たら点だが、近くで見たら不器用な仕上がりの線。あなたが今見ている線、立っている線。一緒に線の上に立っているんだよ。うれしいや。
だってとっくの昔からおれは君を愛してるわけで、
それで君はこの愛に応えるように今も心を震わせているから、だからこうなったんじゃねえか。

歌うよ。
まだ足りないところだって多いよ。掴むにはあまりに不揃いで刺々しいだろうね。
それでも精一杯やり尽くすこと。そして生きていることは当たり前じゃないんだけど、まるで当たり前みたいな顔してステージに立つこと。そういったのを君にやりたい。そんな愛情表現としたいんだ。

始まりの線を「1」としたら「0」もある。
それはLUVPOLISのメンバーが進んできた人生。だからそれぞれの旅路が混ざる「1」なんだけど。
そんな「1」の線では、おれにとっての「0」からずっと大切にしている人たちを共演者に選ばせてもらった。
元所属事務所の敬愛する先輩であるPanorama Panama Townと元バンドのキャリアにおいて切っても切れない腐れ縁のレイラ。

泣いても笑ってもここから始まる。
若々しく、無理にでもついてこいとは、言わない。だけどおれは暗闇でも嵐でも全力疾走のつもりだ。
おれを愛する人の進む先には常におれはいる。絶対いる。ついてきてくれるなら、安心してほしいとは思うんだ。

なんつってよ。まあ、な。
そんな気持ちは勿論ぜんぶ本音。

だけど瞳孔開きかけてんだよなぁ、ずっと。
ああもうずっとだよ、家にいても、街にいても。
ぶっ飛ばす!クソ!ぶっ飛ばす!オラ!
てな。25だぜ。世間としちゃ痛すぎんだろ。
だれに殺意向いてるかもわかんないくらい殺気立ってる。思春期より思春期。おかしくねえ?

あれだろうな。一番信頼してる人っていうのが、ちゃんと自分になったんだろうな。だから不器用人間に拍車がかかった、みたいな自己分析だ。

言い換えれば、ピンチのときこそ楽観的なおれも、こんな背水の陣でキレはじめてるってだけのことだ。余裕がないっていう意味でもないんだけどな、なんだろう、数多の気に満ち溢れてるのかもね。
わくわくして、まいにちゲロ出そうなんだよ。

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