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Photo by ekakinonakagawa

牛肉ステーキを焼いた

てぃるぱちょ

（人生で初めてステーキ用の牛肉を買って焼いて食べたら美味しくてはしゃいじゃっただけの日記です）

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ツイ廃なのでログを遡ると自分が最後に牛肉を買ったのがいつなのか大体わかる（牛肉を買うのは一大ニュースなので）
最後に牛肉を買ったの、2014年ですね（しかも失敗してる…）

私はいつだって「牛肉が食べたい」とツイートをしながら鶏肉や豚肉を買っていた。
すきやきのときも！ステーキのときも！かたまり肉の煮込みのときも！鶏！豚！豆腐！おあげ！空気！！！！！！（さすがに空気は牛肉にならない）

いや、牛肉が買えないほど財布に現金がないわけじゃないのだけれど、「私は貧乏だから慎ましい生活をしなければならない」し「特に食費には気を使うべきだ」と思っていて、「緑黄色野菜や牛肉は年収が平均に届いている世帯が買うもの」という先入観イロメガネをいつのまにかかけていた。
文字にするとすごい思い込みだな……さては年収に対するコンプレックスの現れだな？

そもそも「牛肉は高い」という決めつけがあり、スーパーでは牛肉コーナーを見ようともしてこなかった。今思えば愚かなり。

きっかけは友人の言葉だった。
「スーパーにあるオーストラリア産とかの安い肉で全然いいんだぜ。大事なのは厚み！」

オージービーフは硬いけど安いっていうのは聞いたことがある。
でもそれでも牛肉だし、ステーキ用ともなればお高いんでしょう……？？

と思いながら、仕事終わりにスーパーに寄って見てみた。

【豪州産牛ステーキ用 799円/3割引シール】

つまり、ごひゃくろくじゅうえん……？？？？？

買った。

普段、80円/gくらいの鶏肉で生きているからそれと比べれば充分に高級なんだけど（書いてて悲しくなるな…）1000円超えが当たり前だと思っていたのでなんかもうびっくりしちゃった。

肉買っちゃったわーーーーい！！！てレジを通過したときにはバスの発車時刻になっていて、肉ひとつ買うのにどれだけ悩んだんだよ……と思いながら次のバスを待った。
田舎だから1時間に1本しかバスが来ない。寒空の下、生肉の安否を心配しながら外敵に奪われぬよう大切に守った。

バスに揺られている間は、「ステーキ肉 焼き方」でググって勉強した。失敗したくない。したらもう一生立ち直れん。

帰宅して買い物袋を置き、とりあえず愛猫ナデナデタイムを挟んだ後、満を持してキッチンに立った。

ワクワクしすぎてググったお料理ページの文字が読めないね。
まあいいか……。発泡スチロール皿のラップをバリィと破く。

発泡スチロール皿にでん！と乗っかった牛ステーキ肉。

オ〜〜〜肉！　あがる⤴︎⤴︎

オーストラリアで育ち、輸入されし牛肉。ウェルカムトゥジャパン。我が家へようこそ。君、赤いね。
鶏肉はピンクだけど牛肉は真っ赤。ふにふに。かたまりのお肉だ。肉だ……このままかじってもうまいんじゃないか？（お腹壊すの怖いからやらない）

豪州産のお肉は硬いらしいから、包丁で表面に切り込みを入れた後、念のために背で叩いておいた。
その間にフライパンを熱しておく。サラダ油でごめんな…。

切り込みを入れたほうの表面に塩胡椒して……いざフライパンに！！！！

強火のジューーーーて音！！！
これ！！！！これ聞くの大事だ！！！
カラダが整う！！（？）

焼けてきたころのニオイがもう肉。鼻から肉食ってるみたいだ。ニオイだけで白米食える。

焼き目がついたかなー？　チラッと端を持ち上げて裏面を見る。ア〜〜〜焼けた肉の色！美しいね！

ひっくり返してまたジューーーー（塩胡椒し忘れた…まあいいか…）

強火で焼き目をつけたら弱火にして、何分焼けばいいかわからん（なんのためにググったんだ…）から適当なところで火を止めた。
肉をアルミホイルで包んでフライパンから出した！余熱で中に火を通す！

その間に、肉汁が残っているフライパンにもやしをぶちこんで焼く！！塩分が不安で塩入れなかったらぜんぜんしなびないので蓋！！！

できた！！！！！！

皿にもやしを敷いて、その上にハサミで適当なサイズに切ったステーキを乗せて、買っておいたガーリックチップとわさびを添える！！！！！

できた！！！！！！！！！！（二回目）





モッチャモッチャ……。



え…………肉のかたまり………うま…………。




（満足した）


でも500円越え/1食はなかなか怖いので、2皿に分けて冷蔵庫に入れた。貧乏性は治らんな。

ともあれ、鶏肉ステーキでは味わえない興奮があって良かった……。
みんなも牛肉ステーキやろう。