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2021年12月31日の日記


2021年。ウイルスに怯え、イベントにも出ず、個人誌の新刊も出さず、家と職場を往復するばかりの日々で何をしていたのかあまり思い出せない。
音声通話のもくりを使ってみたり、フォロワーとのweb上での新たな交流とかは楽しかった。

1年を通して、自家コミッション、skeb、pixivリクエストで約17作の短編〜中編小説を書いた。
自分の性癖で書いた小説は3作。衝撃。少ねえ。
掌編も数作あるけどまあ……。
元々「自分の好きなジャンルで要望に沿ってほどほどの自由度で書く方が性に合ってて好き」なのでこの結果はまあまあ妥当なんだけれど、良いことなのかは不安になる。

結構書いた気でいたのに、びみょう……。
何してたんだろ私。

「休日は猫と半日ほど昼寝しちゃう」がめちゃくちゃ多かったせいもあるだろう。これはなんか後悔できない。

2〜4月はpixivファンタジアを『キュアコ』で走ってた。
サイコーだった。

1から6月(とくに5・6月)はアンソロ『切腹ストリップショー劇場の青年たち:第二幕』の主催として入稿データ作ったり通販してた。
サイコーだった。

7月は鶏捌いてた。
サイコー。

さらに7月は『リヴリー』が復活してかつてないほど廃課金した。サイコー。
ゲッコウヤグラ待ってます。

8月『クッキーラン:キングダム』にハマった。サイコー。
ダークチョコクッキーがオリキャラに似すぎててつい。でも推しはミルクくん。ベルベットケーキ味くんのことを考えると情緒がおかしくなる。

9月なにしてた?ソシャゲか?
ミッドサマー同時視聴はしてた。冒頭の死亡シーンが良すぎて爆笑してしまった。

10月、志摩スペイン村に行き、最高すぎて一生推したいと思った。広さ、人の少なさ、のどかさ、ショーの規模、キャラのかわいさ、すべてが性に合う。
元々遊園地に興味なくて、今も乗り物に乗りたいとは思わないけど、園内のベンチに座ってショーをぼーっと眺めていたい。ファンサにだらっと手を振りかえしてふふふってなりたい。あと併設のホテルでごろごろ過ごしたい。いつか一週間くらい連泊したいです。

そして10月くらいから現在まで、ティーンズラブ小説の長編を書こうとしてすべての創作が完璧に止まる。
《長編を完成させることに集中するため、長く他の小説作業を止める》をしたことがなかったゆえ(同人誌の原稿もまあまあ長いけどこういう作業ペースじゃなかったし)、12月までからずっと精神がメタメタになった。焦りというか。
私は「やりまくって遠回りしながら成長する」タイプという自負があるため、「時間をかければいいものができる」という期待がまったくない。だから早く終わらせて次にギアきりたくてたまらなくなる。けれど慣れてないジャンルだから三段跳びで階段を上がれない。ていうか創作の体力が落ちてる?なにこの執筆ペース。1日300字程度の繰り返し。ゲロ。絶望。死のうかと思った(最終的に気分転換で得意ジャンルの小説書き始めたら4時間で8,000字書けたから自尊心戻ってきた)

前のめりになって行き詰まったので、諦めて別の作業を始めた12月終盤。溜まった苛立ちとガスが抜けていくのを感じる。
長期戦で一点集中は向いてないなと思った。
12/31になってBLとTL、ふたつの長編を同時進行することにした。

2022年は2021年からの延長戦になる。せっかくだし、ちょっぴりでいいから創作面で一皮剥けたいな。挑戦した以上、自分の中で得るものがないと普通に凹む。

 ■

2021年の良いところは、スゲー最悪だったなってことがないこと。嫌なことも嬉しいこともそれなりにあって、出会いとか、ちょっとした日常の変化を楽しめたこと、自分の選択で大きく後悔した日がないこと。
今も平穏に家でスマホいじってられるような一年だったこと。
人の幸せを喜べる日が多かったこと。
「自分が食べたいのかどうか熟考し、自分で選んだものを自分の食べたいときに自分の食べたいように食べている時間」をあらためて噛み締められたこと。いらないものをいらないと思えたこと。
猫が元気なこと。
なんとなく死んだりせずに創作を続けられていること。
未だいつ死んでもいいなって心が穏やかなこと。死にたくはないけど、死にたくてたまらないとか、誰かを殺したいとか、憎しみや苦しみで頭がいっぱいじゃないこと。
来年を楽しみにできていること。

毎年毎年、「ちゃんとした創作がしたい」って言ってる。
これはたぶん死ぬまで思うやつなんだろうけど、来年はどうかな。


追記:
あ。あと、「憎しみや怒りを燃やし続けないと、不幸でなければ創作できないかもしれない」という強迫観念から解放された年でもある。猫、おまえはすごいよ。